第13回 清水義弘「試験」

発達科学の先人たち
第13回 清水義弘「試験」

岡崎友典
清水義弘

1.清水義弘とその時代
2.『試験』を読む

1.清水義弘とその時代

1917年(大正6年)10月13日生まれ
1917年(大正6年)ロシア革命の一局面(十月革命)
1918年(大正7年)第一次世界大戦が終結。
1919年(大正8年)スペイン風邪
1941年東京帝国大学社会学科卒 フランス社会学専攻
エミール・デュルケームを生涯にわたって私淑した。

「教育がいかにあるのか」を明らかにすることが教育の科学だとした。
教育は「消費」ではなく社会発展のための「投資」であるといった「教育投資論」を展開。

2.『試験』を読む

・機会均等への挑戦
・学歴ー学閥ー成功
・選抜技術・制度の検討
の三部構成。

・機会均等への挑戦
試験制度が「人間のゆがみ」を生じさせていると指摘。
入学難と言われている意味を検討
試験地獄の実態
教育制度の矛盾
金がなければ教育は無縁の代物にすぎない。

・学歴ー学閥ー成功
血統の原理、財産の原理、業績の原理を統合。「一コネ、二カネ」が大きい力

・選抜技術・制度の検討
「知識量」の珍重。
教育を立身出世のエレヴェーター

社会現実を正しく調査し、教育及び試験について科学された方。

 

私は、50歳を越えて大学を卒業してません、50年以上も前に書かれた本の通り下級階級に生まれたが
無縁の代物にならないようにしていきたいと考えている。



発達科学の先人たち
目次
1 発達科学と先人の足跡
2 アリストテレス:『心とは何か』
3 貝原益軒:『和俗童子訓』
4 ダーウィン:『人及び動物の表情について』
5 ヴント:『民族心理学』
6 デュルケム:『道徳教育論』
7 シュタイナー:『子どもの教育』/『教育術』
8 モンテッソーリ:『子どもの発見』
9 バートレット:『想起の心理学』
10 ピアジェ:『思考の心理学』
11 ハーロウ:『愛のなりたち』
12 アリエス:『〈子供〉の誕生 アンシァン・レジーム期の子供と家族生活』
13 清水義弘:『試験』
14 土居健郎:『「甘え」の構造』/『続「甘え」の構造』
15 先人たちと現代社会

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