第09回バートレット「想起の心理学」
発達科学の先人たち
第09回バートレット「想起の心理学」
バートレットは、マイヤーズに出会って心理学へ関心が移っていく。
その前は、人類学に興味を抱いていた。
また、数学者ノーバート・ウィーナーが系列的再生のアイデアを提供した。
記憶が実験が俎の上に乗るものであり、客観的に研究できるものであると、世界で初めて示したドイツのヘルマン・エビングハウス「無意味つづり」と呼ばれるものである。
それに対してバートレットは、記憶材料として、日常生活の中で、普通の人が、絶えず出会うような記憶材料を作ったり、選択することにした。
想起、思い出すには記憶と関連する (想起(読み)そうき(英語表記)anamnēsis ギリシア語)
記憶は大きく3つに分類されます
認知と記憶のメカニズムを解説! SEVEN DEX POST
ワーキングメモリ
再生
再認
反復再生法
スキーマ(英語: schema)とは、もともと図や図式や計画のことを指す言葉で、今では様々な分野で広く用いられる言葉である。
「スキーム」(scheme)とスキーマはほぼ同じ意味であるが、一般にスキームが具体的にほとんど完成された計画や図を意味するのに比べて、スキーマはその手前のおおまかな(概念)状態を指すことが多い。ギリシャ語のσχήμαが語源。
発達科学の先人たち
目次
1 発達科学と先人の足跡
2 アリストテレス:『心とは何か』
3 貝原益軒:『和俗童子訓』
4 ダーウィン:『人及び動物の表情について』
5 ヴント:『民族心理学』
6 デュルケム:『道徳教育論』
7 シュタイナー:『子どもの教育』/『教育術』
8 モンテッソーリ:『子どもの発見』
9 バートレット:『想起の心理学』
10 ピアジェ:『思考の心理学』
11 ハーロウ:『愛のなりたち』
12 アリエス:『〈子供〉の誕生 アンシァン・レジーム期の子供と家族生活』
13 清水義弘:『試験』
14 土居健郎:『「甘え」の構造』/『続「甘え」の構造』
15 先人たちと現代社会