復職の仕方

不景気で労働者の自殺者が増加したのを受け、

2006年には自殺対策基本法が成立。

2014年には過労死等防止対策推進法ができました。

2015年には、労働安全衛生法の一部改正により50人以上の事業所を対象に従業員のストレス状態を調べる「ストレスチェック」が始まりました。

このようにして労働者のメンタル不調の予防や発見、職場復帰を支援する法制度が整ってきました。


初めて休職される方へ。適応障害の治療の流れについて解説します(メール例文つき)【精神科医・益田裕介/早稲田メンタルクリニック】

件名:病気休暇のお願い

○○さま

いつもお世話になります。
10月10日に精神科診療所を受診し、その結果についてご報告させていただきます。

5月頃より、夜の寝つきが悪くなり、食欲もおちてくるようになりました。一過性のものだろうと思い、仕事を続けてきたのですが、症状は一進一退ありながらも全体としては悪化傾向にありました。家族の勧めもあって、10月10日に早稲田メンタルクリニックを受診しました。
主治医である益田医師からは「業務ストレス/業務過多/職場人間関係が原因で、抑うつ状態になったものと考えられる。診断は適応障害で、治療のために自宅療養が必要である」という指示を受け、Drストップとなる診断書を発行していただきました。

私も混乱しており、自分では判断がつかなかったため、この結果を家族にも伝えたところ「医師の指示に従って休んだ方が良いのではないか」とアドバイスをいただきました。

○○さまには大変申し訳ないのですが、医師の診断書に従い、10月11日より仕事をお休みさせてもらっても構いませんでしょうか。

仕事の引継ぎなどに関しては、1日に1度、メールもしくは30分以内の電話のやりとりで休職から1週間以内に済ませるように指示を受けています。もちろん、職場によって事情も異なるので、やりとりの頻度や期間は変わってくることも医師からはご理解を受けています。ただ、この原則をできるだけ守るように指示されました。

また医師からは
・有給はどれぐらい使い、病気休暇にうつるのか
・休職中の給料のかわりとなる、傷病手当金について確認する(申請日はいつからか?)
・産業医が職場に来ている日を確認し、症状回復したときに、産業医面談をいつから開始できるのか
・今ついている仕事から、職場の環境調整はできるのか
などを質問され、確認するように言われました。

私自身、初めての受診で医師からの説明に理解が追い付かず、メモを取るのに必死でした。

今後は1~2週間に1度の頻度で通院する予定です。
病状については都度メールで報告させていただこうと思います。

すぐにメールで返信できないこともあるかもしれませんが、ご理解よろしくお願いします。

最後に、診断書については郵送する形でもよろしいでしょうか。
その場合、あて名や送り先はどちらにおくるのがよいでしょうか。

ご検討のほど、よろしくお願いします。

○○会社○○部
○○ 拝

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今日は改めて適応障害とその治療、休職中のことなどについてまとめてお話しします。

「うつ状態」とは主に落ち込んでいる状態を言い、仕事など何らかのストレスがあってうつ状態になっていることを「適応障害」と言います。脳が原因でうつ状態になっていることを「うつ病」「躁うつ病」、甲状腺機能が低下してうつ状態になることを「甲状腺機能低下症」と言います。適応障害とうつ病の診断をはっきり分けることはできるのですかと聞かれますが、話していればなんとなくわかります。

治療については、仕事で参っているのが適応障害なので、まずは「仕事から離れる」というのが一番です。薬ではなくとにかく休む、寝る。休むと一度悪化するのですが(フルマラソンを走りきった時のようなガクッと落ちる状態)、それは治療法が間違っているのではなく皆さんそうです。そこから少しずつ良くなっていきます。

休職中には職場の環境調整をします。仕事内容、業務量、残業、人間関係、パワハラ、セクハラなど問題を調整していきます。薬は睡眠薬や抗うつ薬を軽く使ったりしますが、必須ではありません。休んでいる間に認知行動療法やリワークプログラムを受けることもあります。アルコールはうつを引き起こす作用があるので原則やめることになります。

適応障害の診断がついて休むことになったら、1ヶ月くらいはとにかく寝て休んでください。1ヶ月経ったら傷病手当金を申請してください。傷病手当が切れてから失業手当に切り替える場合はあらかじめハローワークに相談しましょう。合わせて2年〜2年半くらいは手当をもらえます。

<復職までの期間>
3ヶ月:30%
6ヶ月:30%
1年半:15%
退職:25%

上司にどのようなメールを送れば良いかという質問をよく受けるので、概要欄に見本を載せておきます。動画内では読み上げながら細かく説明をしています。

00:00 今日のテーマ
00:41 適応障害とはどういうものか
03:33 治療について
09:19 休職中の流れ

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上司や産業医との面談が不安な方へ。復職までのプロセスを解説します【精神科医・益田裕介/早稲田メンタルクリニック】

うつや適応障害での休職後、復職に向けて準備を進める際の流れについて説明します。うつの初期の方に復職の流れをイメージしてもらえたらと思います。
他の動画でうつ病の治療の経過を説明しているものがあるのですが、③の回復期から復職の準備を始めます。④になってから始めるのではなく、回復してきてまだちょっと自信はないけれど、という頃から始めます。②から始めてしまうと上手くやりとりができないですし返って悪化させてしまいますので、②の頃はメールくらいの簡単なやりとりにして、③になってきたらメール以外のやりとりもするというのが一般的です。早い人で休職してから2、3ヶ月で始めるという感じです。
《関連動画》これを知らないと困るかも。うつ病・適応障害を発症してから良くなるまでの経過を解説します

<回復期になってから>
③の回復期になってからリワークプログラムやCBT(認知行動療法)、カウンセリングなどを検討します。ただしこれらは必須ではなく、これらを経ずに復職する人の方が多いです。
カウンセリングは②の時にはやりません。一番ひどい時には薬を飲んだりとにかく休養にあてます。

上司もしくは人事との連絡調整:
・業務内容
元の場所に戻るのか、異動するのか、業務量は同じなのか少なくなるのか等。
・スケジュール(上司との面談、産業医との面談)
産業医面談を経た後でないと復職できない会社が多いのですが、産業医と面談ができるのは1ヶ月に1回か2回なのであらかじめ産業医のスケジュールを押さえておくことが大事です。
・時短勤務、在宅勤務はできるのか(認められる期間も)
時短や在宅が認められれば③の頃から復帰できるかもしれませんし、逆にどちらも認められない場合はかなり回復してからでないと復帰できないかもしれません。この辺りもドクターと相談しながら決めていきます。

なお、必ずしも100%回復してから復帰するのではなく、ある程度回復したところで復帰して職場で100%に持っていくという感じです。復帰したら一回ガクッと落ちるのですが、そこからまたゆっくり回復していきます。この辺りは産業医の先生や人事の方はよく知っていると思います。

<産業医面談、人事面談で大事なこと>

当然ですが、良くなったことのアピールが大事です。活動記録表を2週間分持っていくことを勧めています。活動記録表とは、起床時間、日中の活動などいわゆる行動記録です。

また、どうして調子が悪くなったのかをきちんと伝えることも大事です。同情をかったり愚痴を言うためではなく、建設的なプレゼンをします。「こういうことが負担で、そのためにうつになりました。最初はきちんと説明できなかったけれど、治療の中でこういうところがきつかったのだとわかりました」といったことをプレゼンし、復帰の際にはこういったことを改善してほしいと伝えることも大事かと思います。

<復職訓練(例)>

・規則正しい生活(土日も規則正しい生活をして、よくなったことをアピール)
・勉強、読書
・家事、買い物
・散歩(③になってようやく散歩や運動をします)
ゲームやアルコールはできれば控えます。

それから復職とは関係ありませんが、薬物治療に関しては③ではなく④以降でやめます。復職後も2、3ヶ月は通っていただいて減薬も検討するという流れです。

以上、細かいところは会社によってかなり違いますので、主治医とよく相談をしながら進めていってほしいなと思います。

00:00 今日のテーマ
01:36 回復期になってから
04:52 産業医面談、人事面談
06:39 復職訓練

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復職するなら、もう頑張らない。適当に仕事をこなして、給料を貰うことにしよう。


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ゼロから“イチ”を生み出せる! がんばらない働き方

その“がんばり”は逆効果です ……元Google人材育成統括部長が“新しい未来”を創る人たちの「ムダを捨てる仕事術」を公開! 目次

はじめに
・頭に余裕がなければ、新しい価値は生み出せない

1章 なぜ「がんばらない」ほうがうまくいくのか?――「インパクト」を与えるために働こう――
グーグルの生産性の高さが示すもの
・「フロー」で課題解決能力は4倍に
・作業をこなすより「ミッション」を
「上司に仕事を振られたら反射的にがんばる」をやめよう
・「仕事=上司に従うこと」と思い込んでいませんか?
新人にも経営者にも「捨てるべき仕事」がある

2章 to doをこなそうとがんばっていませんか?――まず「しないこと」をリストアップしよう――
「インパクトが大きく学びも多い仕事」に注力する
より大事なのは「not to do リスト」
メールに「時間のハンドル」を握られないために
他人の人生を生きてはいけない
グーグルは「持ち帰って検討」しない
全力を投入すべき「一瞬」がある
「スプリント」と休養を繰り返す
ときには思い切って休み、ニュートラルに戻す
メールもカレンダーも人任せでいい
10倍の結果をもたらす「ブレイクスルー」を
楽をするほどチャンスは大きくなる

3章 “意図のないX”をやめよう――アウトプットからの逆算ですべてが決まる――
アジェンダのない会議はキャンセルでいい
・「皆が賛成してくれるようにがんばる」はいらない
・会議の目的は4つしかない
グーグルがやっている「ポジティブな根回し」とは
「すぐやる」前にチェックしたいこと
がんばって完璧にする前に「プロトタイプ」を!
・「フィードフォワード」でムダな努力を予防しよう!
上司を賢くマネジメントするコツ
・「問い」のない学びは身につかない

4章 自分の影響力が上がるネットワーク術――人間関係も意識的に整理しよう――
「誰と会うか」を相手に決められていませんか?
・自分も人脈も成長する
名刺交換を、がんばらずに次につなげる方法
「自分の影響力を上げる」意識を持って動こう!
一流の人から一目置かれる質問とは?
「質の高い雑談」は誰にでもできる!

5章 「インパクト」が大きくなる働き方――「~しなきゃ」から自由になろう――
ステップを踏みたがる日本人
・「〜でなきゃいけない」は昔の仕事観
・アウトプットから逆算して働き方を決めよう!
ロジカルシンキングよりも「ひらめき」
じっくり考えるより「直感のスピード」でリードする
プレゼンから斬新なアイデアが生まれにくい理由
「働き方改革」で気をつけたいポイント

6章 「心理的安全性」をキープする方法――「本音をいえる」が生産性アップのベースになる――
「心理的安全」をつくるコミュニケーション
「グチがいえる職場」をつくる
「忖度」がはびこらない職場にする
オープンクエスチョンで心理的安全を保つ

7章 自分にしかできない「新しい価値」の生み出し方
――「ミッション」はこう考えれば見えてくる――
幸せに働くための5つの条件
ミッションは雪だるま式に大きくなる
「信頼される土台」をつくる
ルールを捨てて「軸」を持とう
仕事も人生もミニマリズムへ


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復職後、

うつ病のことを聞かれたら、医者のいうことが信じられないと答えよう。

「医者に言われるとおりに、休業したが本当は、しなくても良かったのではないだろうか。騙されていたのではないだろうかと、最近は考えるようになった。

「虫歯の治療も、痛くもないのに治療されているし、これは虫歯ですと言われて、治療していたし」


復職しても心配なのは、もう他の社員と同じレベルで働けないだろうということだろう。
それだったら、いっそのこと、他の会社に転職するかとなるが
元の職場に復職して、病み上がりということで、低レベルな仕事をして1・2年は元の年収を貰おうかとおもってしまう。
罵倒されても、バカにされても、陰口を言われても、耐えさえすれば給料は貰える。
残業は絶対しないし、定時時間内の仕事においてもムリはしない。
それを続けて定年退職までしがみつこうかと思ってしまう。
しかし、それひ高ストレスに晒されることでほかならない。

耐えてから転職するか、それとも初めから転職して低ストレスな職場から再起するか
低ストレスな職場なんか見つかるのだろうか不安がある。

耐えられなかったらまた、休職するか、それは許されるのか傷病手当ては貰えるのだろうか
貰えるならば、復職したら、休職保険にも加入しておいて、
準備万端にしてから、今度は休職をしようかな、

その後に退職してもいいかな、その後に転職でも遅くはないか

定年収なら、まだ仕事はあるか
そのなら、元の職場で給料を下げられても、ぶら下がっていたほうが
いいのだろうか、

年収200万円で豊かに暮らす

元の職場にいれば、いくら下がっても年収500万円は貰えるだろうから
仕事が出来ない苦痛に耐えられるかどうかになるのか

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