第3回 知覚心理学

心理学概論 森 津太子 私たちは、目、鼻、口といった感覚器官を通じて、外界からの情報を取り入れている。感覚器官で捉えられた情報は、脳に伝えられ、そこで解釈が加えられたときにはじめて知覚となる。その意味で、知覚は、私たちが…

末井昭「100歳まで生きてどうするんですか?と訊かれたら、僕は〈生きてみたい〉と答える」

末井昭「100歳まで生きてどうするんですか?と訊かれたら、僕は〈生きてみたい〉と答える」 連載:100歳まで生きてどうするんですか?(末井昭)最終回 末井昭 エッセイスト、フリー編集者 自分にとっては大変な変化 「100…

AIの開発者が神を創造しようとしている。Googleの元幹部が警告をうながす

  Googleの元幹部だったモー・ガウダット氏は、人類は近い将来、大きな脅威に直面することになると警鐘を鳴らしている。 「シンギュラリティ(技術的特異点)」とは、自律的に作動する優れたAIが創造されると、再帰…

第06回デュルケム:『道徳教育論』

発達科学の先人たち 第06回デュルケム:『道徳教育論』 岩永雅也 1.デュルケムとその時代 2.『道徳教育論』−社会学者による教育学講座− 3.『道徳教育論』の意義 1.デュルケムとその時代 1.1第1次大戦前後のフラン…

第03回 貝原益軒:『和俗童子訓』

発達科学の先人たち 第03回 貝原益軒:『和俗童子訓』 岩永雅也 1.貝原益軒とその時代 2.『和俗童子訓』−日本初の「教育書」− 1.貝原益軒とその時代 1.1江戸時代前期の社会と文化 1615年 大阪夏の陣 1635…

「仕事が苦痛」な日本人の病

毎日すさまじい数のビジネスパーソンが行き交うことから「社畜川」などと揶揄(やゆ)されている、JR品川駅内のコンコース。そこに並べられた「今日の仕事は、楽しみですか。」というデジタルサイネージが、批判を受けて1日で終了にな…

第15回 課題と展望

心理と教育へのいざない。 第15回 課題と展望 田中統治 向田久美子 佐藤仁美 1.教育学 (1)教育学の特徴のまとめ 教育、心理、臨床心理に関する各領域は人間を対象とする隣接した領域である 教養として学ぶ対象としての教…

第14回 あいだの臨床心理学

心理と教育へのいざない。 第14回 あいだの臨床心理学 佐藤仁美 大山泰宏 1.あいだ 間とは 2.あいだの関係 「休む間もない」とは、時間的要素をあらわす。 「間を開けて机をおく」は、空間的要素をあらわす。 音楽などは…

第04回ダーウィン:『人及び動物の表情について』

発達科学の先人たち 第04回ダーウィン:『人及び動物の表情について』 森 津太子 1.ダーウィンとその時代 2.『人及び動物の表情について』を読む 3.ダーウィンが心理学にもたらした影響 1.ダーウィンとその時代 180…

「燃え尽き症候群」を克服した人たちのライフ・シフト

燃え尽き症候群に陥った人たちの体験談を専門家の分析とともに紹介する 仕事によるストレスが慢性化すると、無気力になり疲労も蓄積する。さらには、脳卒中や心臓病のリスクが大幅に高まる危険性も……。だが手遅れになる前に、自分を救…