第9回 心理療法5 ―マインドフルネス― 近年、種々の心理療法に導入されているマインドフルネスの考え方や技法について解説する。 【キーワード】 マインドフルネス、瞑想、脱中心化 1.マインドフルネスとは 八正道(はっしょ…
第8回 心理療法4 ―認知行動療法― 近年、大きく発展してきた認知行動療法の理論と技法について解説する。 【キーワード】 認知的再体制化、自己教示法、自律訓練法、系統的脱感作法、正の強化法、シェイピング法、行動論的セルフ…
第7回 思考の錯覚と認知バイアス 客観的に正しく考えているつもりでも、人は誤った思い込みに陥ることがある。そこには、私たちの情報処理に生じる認知バイアスが働いている。人が備えているバイアスが、どのような思考の錯覚をもたら…
第7回 定年退職にかかわる心理臨床 定年退職への心理的適応について、 定年前から定年退職へのプロセスをふまえ、退職後の人間関係の再構築など生活構造の大幅な変化に直面した人々への心理臨床的支援について論じる。 【キーワード…
第7回 幼児期の発達:自己と社会性 幼児期は自己認知が可能になり、他者との関係の中で自分を主張したり、抑制したりするスキルを身につけていく。周囲との関わりの中で進む自己と社会性の発達プロセスについて解説する。 【キーワー…
第7回 心理療法3 ―ロジャーズ派のアプローチ― ロジャーズ,C.が創始したクライエント中心療法の理論と技法、その後の発展について概説する。 【キーワード】 非指示的療法、クライエント中心療法、パーソン・センタード・アプ…
第6回 人生の途中で病・障害をかかえるということ 不測の事態により人生の半ばで自らが障害を負ったり、病に見舞われた人々、そしてそれを支える周囲の人々の心理と、その際の心理的な支援について論じる。 【キーワード】 中途障害…
第6回 幼児期の発達:言葉と認知 幼児期は、表象や概念、言葉の発達が著しい。語彙や文法だけでなく、コミュニケーションスキルも向上する。時間認識が芽生え、記憶の仕方も変わる。こうした幼児期の言葉と認知の発達について解説する…
第6回 心理療法2 ―ユング派のアプローチ― ユング,C.G.の創始した分析心理学の理論と技法、その後の発展について概説する。 【キーワード】 分析心理学、普遍的(集合的)無意識、元型、コンプレックス、シンクロニシティ、…
第5回 視覚芸術と錯覚 ゼウクシスの逸話からオプ・アートまで、西洋絵画史はまさに錯覚の歴史であるが、そもそも板や画布という物体を「絵画」とみなすこと自体、錯覚の最たるものかもしれない。この回ではとくに遠近法の展開に着目し…
第5回 乳児期の発達:アタッチメントの形成 乳幼児期の発達の基礎となるアタッチメント(愛着)について紹介する。アタッチメントの基本的な考え方、その個人差と測定方法、アタッチメントの形成プロセスを中心に説明する。 【キーワ…