第4回 知覚心理学と絵画芸術の接点 恒常現象は、人の知覚がもっている性質をよく表している。この現象には、物理的に正しい認識よりも、対象の同一性を保持し、世界を安定して知覚する働きが優先されることがよく現れている。こうした…
第4回 乳児期の発達:知覚とコミュニケーション 人間の乳児は、話せない、自力で動けないという点では無力だが、生まれながらにもっている能力を生かして、周囲の環境に反応したり、自ら働きかけたりしている。そうした乳児のもつ知覚…
第4回 心理アセスメント3 ―パーソナリティ検査、神経心理学的検査― 心理アセスメントにおいて用いる心理検査のうち、パーソナリティ検査と神経心理学的検査について解説する。 【キーワード】 パーソナリティ検査、投影(映)法…
第4回 進化論は利他行動を説明できるか 進化論によれば、自分自身の適応度を上げる形質を作る遺伝子が増える。そのため、他者の適応度を上げる利他行動と進化論とは相容れないように思われる。第4回の講義では、果たして進化論の考え…
第3回 心理アセスメント2 ―信頼性と妥当性、知能・発達検査― 心理アセスメントにおいて用いる心理検査について、検査の信頼性と妥当性などについて解説するとともに、主な知能検査と発達検査について解説する。 【キーワード】 …
第3回 進化心理学とはどのような学問か 第3回の講義では、進化心理学という学問の特徴を「何ではないのか」という形式で説明する。また、進化心理学では、行動の原因として究極要因と至近要因という水準の異なる要因があると考える。…
影響力の武器: なぜ、人は動かされるのか 「ふとした隙につけこまれ、あれよあれよという間に欲しくもないものを買わされてしまった」 「ひっかかるはずのない怪しい〈儲け話〉に乗せられてしまった」 「人気商品なのに品薄なことが…
第3回 錯視の世界を体験する 視覚で生じるバラエティ豊かな錯視現象の数々を実際に体験しながら、人の視覚系が外界の情報をもとに知覚像を再構成する仕組みを理解する。 【キーワード】 幾何学的錯視、坂道勾配錯視、エイムズの部屋…
第3回 発達研究の方法 人間の発達を明らかにしようとするとき、心理学の他分野と共通するアプローチのほか、発達独自のアプローチもある。研究事例をふまえながら、発達研究の方法を紹介する。 【キーワード】 縦断的研究、横断的研…
第2回 発達心理学の諸理論 発達について、これまでいくつかの理論が提唱されている。5人の代表的な研究者(ピアジェ、ヴィゴツキー、エリクソン、ブロンフェンブレンナー、バルテス)による理論を紹介する。 【キーワード】 発生的…
第2回 心理アセスメント1 ―目的と方法― 心理アセスメントの概念、手法、倫理的配慮等について解説する。 【キーワード】 心理アセスメント、生物-心理-社会モデル、生態学的モデル、倫理的配慮 法務省 矯正心理専門職区分 …