第07回 赤ちゃんの心:発達心理学
心理と教育へのいざない。
第07回 赤ちゃんの心:発達心理学
発達心理学は、受精から死に至るまでの人間の心身の変化とそのしくみを研究する学問分野である。第7回では、発達の概念について説明し、その始まりとなる胎生期と乳児期(赤ちゃん)の発達について詳しく紹介する。
【キーワード】
生涯発達、胎生期、乳児期、アタッチメント
向田 久美子(放送大学准教授)
1.生涯発達と赤ちゃん
2.胎生期の発達
3.乳児期の発達
1.生涯発達と赤ちゃん
(1)発達の道筋
発達の定義は、「子供が大人になるまで」から「受精から死に至るまで」へと変化した。
(2)赤ちゃん研究の歴史
赤ちゃんとは、乳児期を指している。誕生後1才半頃までを言う。最初の一か月を新生児と呼ぶ。
2.胎生期の発達
(1)卵体期
(2)胎芽期
(3)胎児期
(4)出生前後のリスク
3.乳児期の発達
(1)受信と応答
アメリカ心理学の父の一人。ウィリアム・ジェームズ
ウィリアム・ジェームズ – Wikipedia
心理学原理 – Wikipedia
19世紀末、心理学者ウィリアム・ジェームズ(William James)は、新生児はその世界を「がやがやした、きわめて無秩序で混乱した状態」として体験していると述べた。この考えは1990年後半まで広く浸透していた。(新生児の能力)
Robert L. Fantz – Wikipedia(ロバート・ファンツ)
Fantz(ファンツ、心理学者)の行った実験がどのような実験だったのか、記述されている資料を探している。
視覚:選好注視法 選好注視法とは?やり方やファンツの実験などをわかりやすく解説
聴覚:相互同期性
ジャン・ピアジェ ピアジェの発達段階とは? 知っておくべき4つのステージ
原始反射:原始反射とは?モロー反射・物を吸う反射・握り反射など
三項関係:
共同注意:
社会的参照:赤ちゃんの行動を決める「社会的参照」って何?
(2)発信と引き寄せ
(3)アタッチメント(愛着)
参考
新・乳幼児発達心理学
新 乳幼児発達心理学―もっと子どもがわかる好きになる
赤ちゃん学を学ぶ人のために
赤ちゃん学を学ぶ人のために
新訂 発達心理学概論
発達心理学概論 (放送大学教材)
心理と教育へのいざない。
目次
1 教育とは
2 教育と社会
3 教育と行政:教育の政策、法・制度、管理・経営
4 学校教育
5 大人が学ぶ理由:生涯学習
6 記憶のしくみ:教育心理学
7 赤ちゃんの心:発達心理学 ← 今回
8 対人認知:社会心理学
9 「見える」から「見る」へ:心理学と臨床心理学
10 臨床心理学と心理療法
11 イメージを用いた心理療法
12 教育現場におけるカウンセリング
13 医療における心理臨床
14 あいだの臨床心理学
15 課題と展望