再・第3回 無意識という心の生活

第3回 無意識という心の生活 – LIFE-SHIFT (lifeshift.site)

何かをしていないときに、自分のことを考える。会話のときも自分の心に目が向くことはない。それをやめた隙間のときに気づく。

また、上手くいかないときに心に目が向く。思うようにならない。意識的なコントロールを離れて自立的に働くという性質が関連していると考えられる

1.夢解釈は無意識への王道

フロイト⇒自由連想法により、夢の意味への関心を深めた。1900年「夢解釈」発刊、夢のメカニズムの解明を通して心の働き方についての着想を提起している。

無意識(アンコンシャス)では、抑圧という感情や葛藤がある。

非意識(ノンコンシャス)過程では、意識を起こす前に、その行動の作用がすでに始まっているということが研究で明らかになっている。

夢の目的と夢工作

夢は、顕在的夢内容(自分の覚えている夢)と潜在的夢内容(それを生み出した本当の無意識的な動機)がある。潜在内容をより受け入れやすい顕在夢に変形する心の動機を「夢の作業・工作(dream-work)」と呼ぶ。夢解釈の課題は、顕在夢を出発点として逆方向に辿ってその隠された意味をみいだそうとすること。すなわちつながりの再認識化である。

夢の目的⇒「ある(抑え込まれ、抑圧された)欲望の成就」である。単純な例では、食べ損ねたものを夢の中で食べるなどあるが、大人の夢ははるかに複雑で、それ隠れた動機はすぐにはわからないように偽装されている。

潜在内容を偽装する機制としてフロイトは4つを圧縮(縮合)、アクセントの移動(遷移)、表象(表現)可能性への顧慮、二次加工としている。

転移と夢見ること

「目解釈は・・・心の生活の無意識を知るための王道である。」しかし、現代では夢だけを取り出して象徴解釈することは行わない。

(p51)ビオン「夢が語られるのを聞くときは面接者も起きていて夢見るように自由に心を漂わせる」クライアントにとって考えられないことが、面接者の中に投げ入れられ、それを保って自由に思いめぐらせるという心の働かせ方が考えられないものを考えられるということに繋がる。第六回コンティメント理論

視覚像としての夢をみることは、いろいろな問を引き起こす。


2.エディプスコンプレックス

コンプレックスは、もともとユングが用いた言葉であり、コンプレックス – Wikipedia劣等感ではなく、観念や表象、記憶の複合体という意味である。

エディプスの物語に含まれる「三角形のふち????」が引き起こす葛藤に取り組む意義という点でまた、現代の精神分析においては、思考考えることの成立において、重要な意味を持つものとしても探索されている。

真実を知るというテーマがある。

フロイトの気づきと理論化

葛藤の三角形 マラン 不安の内容をいきなり指摘するのではなく心の守り方(防衛)そうせざるを得ない事情、隠された感情を叙述したあとに不安の中身についての理解を伝える。ということで、この順番での解釈が一つの定型となる。なお三角形の頂点を下にしているのは精神分析臨床の目的が防衛と不安の下層にある隠された感情に到達することだ。ということをあらわしている。

洞察の三角形(マランでは「ひとの三角形」)いま・ここつまり、面接内での転移、現在の生活場面での他者との関係

3.対象喪失

親しい人といながら、同時にひとりでいる。

 

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