第10回 心理療法6 ―その他のアプローチ― 上記以外の心理療法のアプローチをいくつか紹介する。 【キーワード】 家族療法、臨床動作法、森田療法、遊戯療法、統合的心理療法 1.家族療法 ミニューチン サルバドールミニュー…
第10回 感情と進化 第10回の講義では感情を進化論的に理解することを目指す。ひとつの例として嫉妬感情が適応的であると考えられる理由を紹介する。また、感情に伴って表出される表情の進化についても考える。 【キーワード】 基…
第9回 自己の一貫性と正当化が引き起こす錯覚 心理学の古典的な理論として知られる認知的不協和理論は、一貫性への動機づけが無意識のうちに認知や行動を変容させる仕組みを体系的に説明している。その理論が応用できる範囲は、身近な…
第8回 ヒューリスティックと行動経済学 人の日常的な思考は、論理的な厳密さよりも、効率性と一貫性を優先した簡便な方法で行われる。こうした思考はヒューリスティックと呼ばれ、日常生活の中で広く見ることができる。こうした思考が…
第8回 こころとからだのエイジング-からだを中心にして- 身体機能(感覚・知覚・身体面)のエイジングによる低下は、社会参加や心理的側面に影響を与える。本章では、その特性と適応をめぐる問題をふまえ、心理臨床的支援との関連に…
第9回 児童期の発達:自己概念と社会性 児童期は学校教育の影響を強く受け、仲間との関係が重要になってくる。その中で発達する自己概念や性役割観、道徳性や向社会的行動について説明する。 【キーワード】 自己概念、性役割観、仲…
第8回 児童期の発達:認知発達と学校教育 児童期には、書き言葉の習得が始まり、論理的思考力が高まる。学習内容も徐々に難しくなるが、動機づけのあり方が学習に影響を及ぼす。児童期の認知発達と学びについて概説する。 【キーワー…
第9回 心理療法5 ―マインドフルネス― 近年、種々の心理療法に導入されているマインドフルネスの考え方や技法について解説する。 【キーワード】 マインドフルネス、瞑想、脱中心化 1.マインドフルネスとは 八正道(はっしょ…
第8回 心理療法4 ―認知行動療法― 近年、大きく発展してきた認知行動療法の理論と技法について解説する。 【キーワード】 認知的再体制化、自己教示法、自律訓練法、系統的脱感作法、正の強化法、シェイピング法、行動論的セルフ…
第7回 思考の錯覚と認知バイアス 客観的に正しく考えているつもりでも、人は誤った思い込みに陥ることがある。そこには、私たちの情報処理に生じる認知バイアスが働いている。人が備えているバイアスが、どのような思考の錯覚をもたら…
第7回 定年退職にかかわる心理臨床 定年退職への心理的適応について、 定年前から定年退職へのプロセスをふまえ、退職後の人間関係の再構築など生活構造の大幅な変化に直面した人々への心理臨床的支援について論じる。 【キーワード…
第7回 幼児期の発達:自己と社会性 幼児期は自己認知が可能になり、他者との関係の中で自分を主張したり、抑制したりするスキルを身につけていく。周囲との関わりの中で進む自己と社会性の発達プロセスについて解説する。 【キーワー…
第7回 心理療法3 ―ロジャーズ派のアプローチ― ロジャーズ,C.が創始したクライエント中心療法の理論と技法、その後の発展について概説する。 【キーワード】 非指示的療法、クライエント中心療法、パーソン・センタード・アプ…