第10回 寄生虫感染症

第10回 寄生虫感染症
寄生虫感染症はウイルスや細菌などの感染症と比較して、生物学的、臨床的、また公衆衛生学的にも、興味深い側面を有している。病原体自身が高度に進化した動物であり、寄生適応にあたって、複雑な宿主-寄生虫相互作用を必要としている。感染の成立の条件を軸に、講義では、寄生虫感染がその地域の環境や文化に依存している例を挙げ、安全な海外旅行や食生活のための知識を紹介する。
【キーワード】
回虫、日本住血吸虫、マラリア原虫、赤痢アメーバ、トキソプラズマ、疥癬(かいせん)、
【ベクターとは】
ベクター(vector)とは一言で言えば「遺伝子の運び屋」のことです。ラテン語の「運び屋 (vehere) 」に由来しています。遺伝子組み換え操作のときに頻繁に用いられ、挿入する遺伝子断片の大きさや挿入目的によって、それを挿入するために様々な特徴を付加した媒体がベクターとして使い分けられます。例えば、ライブラリーをつくるためのベクターやクローニングするためのベクター、挿入したDNA断片からタンパク質を翻訳させる発現ベクターなどです。


1.序論:

(1)一言で言うと

寄生虫は、細胞生物学的には、真核細胞からなり、分類学的には、多細胞動物または単細胞動物であり、生態学的にはほかの生物の体内や表面に住む

(2)なぜ、問題なのか?

古代より宿主に種々の多大な病害を与えつづけている。

(3)寄生虫学との適切な関わり

過剰に恐れては人生の楽しみが減る

(4)なぜ寄生虫学は面白い?

2.知っていることがワクチン

(1)ヒトに感染する寄生虫は限定的である。

寄生虫も感染する時には相手を選ぶ

(2)特定の発育段階の寄生虫だけがヒトに感染する。

感染形

終宿主、中間宿主

(3)寄生虫がヒトに感染するルートは限定的である。

(4)寄生虫に感染する場所・環境は、多かれ少なかれ限定的である。

(5)感染を防ぐ暮らしVS感染を呼び込み私たちの癖(行動)

(a)海外旅行時の賢明な行動

1)食べ物

2)飲み水

3)昆虫に刺される

4)淡水で泳ぐ

住血吸虫のセルカリアが淡水中にいる。

5)土壌を裸足で歩く

6)ほかの動物との接触

人獣共通感染の寄生虫 エキノコックス

(b)日本国内の賢明な行動

3.ほかの動物からの寄生虫感染

宿主特異性が低い

(1)ペット

赤痢アメーバ

(2)野性動物

エキノコックス

(3)食品衛生

クドア

(4)幼虫移行症

イヌフィラリア

4.寄生虫と私たちの関係

(1)寄生虫感染は、なぜ悪いのか?良いこともしているのか?

(2)宿主-寄生虫関係:わるさは相手次第

不顕性感染、横川寄生虫  横川吸虫の成虫は小腸粘膜に寄生します。 多数が寄生した場合その刺激により腹痛、下痢などの症状が見られることがありますが、少数寄生の場合は一般に自覚症状はほとんどありません。

(3) 宿主-寄生虫関係:寄生虫感染による利益

5.寄生虫となかなか縁を切れない現実

(1)人類は寄生虫を撲滅できるるのだろうか?

(2)寄生虫のワクチンは、困難

(3)寄生虫の薬の開発は簡単ではない

(4)抗寄生虫薬発見の大村先生には、ノーベル生理学医学賞ではなく平和賞がふさわしい?

6.寄生虫学の系統講義

(1)寄生虫の種類

(2)寄生虫感染の場

(3)寄生虫感染による病害の仕組み

(4)寄生虫感染の診断

(5)寄生虫感染の治療

(6)寄生虫に感染した患者が入院 院内感染対策は?

ICD

ノルウェー疥癬

 


外務省海外安全 感染症関連情報

食品衛生行政

食品の安全を守る仕組み – 消費者庁
食品安全委員会の役割
食品安全行政 – 日本食品化学研究振興財団

クドアによる食中毒について

日本住血吸虫(にほんじゅうけつきゅうちゅう)

日本住血吸虫症

杉浦医院、公益財団法人目黒寄生虫館 (研究博物館:日本)、宮入宮入慶之助記念館

日本政府政策会議、国際感染症 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 国際的に脅威となる感染症対策 | 首相官邸ホームページ

外務省 三大感染症 外務省: 三大感染症について – Ministry of Foreign Affairs of Japan

 


皮下を幼虫がはう「顎口虫症」青森県で初確認 約130人に症状 多くはシラウオ加熱せず食べる

青森県は、寄生虫が皮膚の下に入り込み、傷みや腫れを引き起こす「顎口虫症がっこうちゅうしょう)」が青森県内で初めて確認されたと発表しました。約130人に症状がみられ多くはシラウオを過熱せず食べていました。 【写真を見る】皮下を幼虫がはう「顎口虫症」青森県で初確認 約130人に症状 多くはシラウオ加熱せず食べる 青森県によりますと、顎口虫症の患者は、9月下旬から11月29日までに上十三保健所管内と八戸市内の医療機関で約130人確認されていて、その多くがシラウオを加熱せずに食べていたということです。 顎口虫は線虫の一種の寄生虫で、幼虫が寄生した淡水魚や動物の肉を加熱せずに食べた場合、幼虫が皮下組織に移動し皮膚にかゆみや腫れの症状が出るほか、まれに目や脳神経に移動して失明や麻痺などになるとされています。 治療は、一般的に虫を駆除する薬が用いられますが外科的に虫を摘出する場合もあるということです。青森県は、9月以降に淡水魚を食べて、皮膚にかゆみや傷みがある人は速やかに医療機関で受診するよう呼びかけています。

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