第7回 職場の対人関係と組織文化
産業・組織心理学(’20)
Industrial and Organizational Psychology (’20)
主任講師名:山口 裕幸(九州大学教授)
【講義概要】
産業・組織心理学は、①組織に所属する人々の行動の特性やその背後にある心理、あるいは人々が組織を形成し、組織としてまとまって行動するときの特性について研究する「組織行動」の領域、②組織経営の鍵を握る人事評価や人事処遇、あるいは人材育成について研究する「人的資源管理」の領域、③働く人々の安全と心身両面の健康を保全し、促進するための方略について研究する「安全衛生」の領域、そして、④よりすぐれたマーケティング戦略に生かすべく消費者心理や宣伝・広告の効果を研究する「消費者行動」の領域からなる。本講義は、それらを全体として統合しつつ、産業・組織心理学の理論と知見を体系的に解説する。
【授業の目標】
①組織における人間行動の特徴とともに、組織体全体に発生する現象の諸特性について理解し、概説できる。
②人材の育成や開発のために必要となる人的資源管理のあり方について理解し、概説できる。
②職場で発生する安全衛生の問題に対して、その解決のための行動や心理学的支援の方法について理解し、概説できる。
④消費者の意思決定や行動の特性ならびに、効果的な宣伝やマーケティングのための心理学的知識について理解し、概説できる。
【履修上の留意点】
本科目を履修する前に「心理学概論(’18)」を履修することが望ましい。また、「社会・集団・家族心理学(’20)」と関連が深い。
※この科目は、心理と教育コース開設科目ですが、社会と産業コースで共用科目となっています。
第7回 職場の対人関係と組織文化
職場の対人関係にみられる特徴、および集団・組織のレベルで現れる心理学的な特性を説明する。それらが及ぼす影響を踏まえて、職場で効果的に協働するために必要なことについて考える。
【キーワード】
コンフリクトマネジメント、集団規範、心理的安全、チームワーク
執筆担当講師名:三沢 良(岡山大学准教授)
放送担当講師名:三沢 良(岡山大学准教授)
そうしないと「下の人を踏みつけて上に立つ」なんてことはできませんよ。
私の元上司が働かなくても生きていける資産家でした。働かなくても良いので会社は退職しましたが、最近また就職した様です。連絡を取りましたところ、帰ってきた返事は
暇なんだよねー。
でした。
また、私の知人に病気で就労不可の女性がいます。病気なので国からの支援があります。ご両親の家に住み、趣味で小物やアクセサリを作り、絵を描いて展覧会などに出している様です。就労はしていないですが、一応収入にはなりますね。
二人に共通してるのは、社会と繋がる何かをしているという事ではないでしょうか。
ですので、働かなくても何とかなると思います。ただし、社会との断絶だけは避けるのが賢明かと思います。