第5回 家族にかかわる心理臨床

第5回 家族にかかわる心理臨床

夫婦の不和や離婚、子どもの養育ならびに巣立ち、老親介護をめぐる家族役割への適応など、人生後半期の家族にかかわる問題と心理臨床的支援について論じる。

【キーワード】
夫妻間不和、熟年離婚、家族システム、子の巣立ち、介護-被介護関係


1.中年期以降の家族における心理社会的課題と危機

(1)家族を捉えるシステム論的視座

(2)中年期から老年期にかけての家族システムをめぐる問題

家族システムと個人の発達課題

2.夫婦間の不和と熟年離婚

(1)結婚生活の破綻と熟年離婚の傾向

(2)結婚生活の継続における関係性

夫婦の関係性ステイタス

3.親役割への関与と巣立ち

(1)親役割への関与

(2)親役割からの離脱、子どもの巣立ち

4.成人子と老親の扶養や介護をめぐる問題

(1)高齢者を中心とする家族形態の動向

(2)ケア役割の提供と受領をめぐる意志決定と心理的葛藤

(3)家族内における介護 ー被介護役割への移行

 

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