第13回 医療関連感染症②(感染経路別感染対策と職業感染予防)
第13回 医療関連感染症②
(感染経路別感染対策と職業感染予防)
院内における感染経路のまとめと感染経路別感染対策について学ぶ。また医療現場での職業感染対策について、ワクチン接種および針刺し切創について学ぶ。
【キーワード】
標準予防策、経路別感染対策、針刺し切創
1. はじめに
医療現場では、何らかの感染症が伝搬するリスクが常に存在している。
2.病院内での感染対策
病院内は、バイキンの宝庫である。
(1) 標準予防策
手洗い ゼンメルワイス(Semmelwesis)
(2) 感染経路別隔離予防策
空気感染、飛沫感染、接触感染
(a)空気感染予防策
結核、麻疹(はしか)、水痘(みずぼうそう)
(b) 飛沫感染予防策
(c) 接触感染予防策
間接接触による交差汚染(cross-contamination)
3.職業感染予防
医療従事者に推奨されるワクチン一覧
病棟実習の前、入職前の事前検査
結核対策 ツベルクリン反応およびクォンティフェロン検査を行う。
4.針刺し、切創
ばく‐ろ【曝露】 細菌・ウイルスや薬品などにさらすこと。また、さらされること。「高病原性鳥インフルエンザウイルスに―する可能性の高い地域」「天然痘に―する危険がある」「水銀―」
(1) 曝露後予防
(2) 汚染環境の消毒
(3) 曝露後の対応
(4) 針刺し・切創または検体に曝露後の血液検査の項目