第10回 青年期の発達:アイデンティティの形成
第10回 青年期の発達:アイデンティティの形成
青年期には、第二次性徴をはじめ、心身に大きな変化が生じる。人間関係や進路で悩むことも増え、アイデンティティ(自我同一性)を模索するようになる。そのプロセスについて、周囲の人間関係や時代による変化を踏まえながら概説する。
【キーワード】
思春期、第二反抗期、アイデンティティ(自我同一性)、自立、心理的離乳
1.青年期の始まりと心身の変化
2.心理的離乳と第二反抗期:青年期は疾風怒濤の時期か
(1)親から離れる
(2)第二反抗期とその意義
(3)親子関係が変化している?
(4)重要な他者の移行:親子関係から友人関係へ
3.アイデンティティの模索
(1)エリクソンの心理社会的発達課題
(2)アイデンティティを測定する
(3)アイデンティティ研究のその後の展開