再・第4回 心の構造をとらえる
第4回 心の構造をとらえる – LIFE-SHIFT (lifeshift.site)
1.意識、無意識、前意識:局所論モデル
2.自我、エス、超自我:構造論モデル
3.心のはたらき方の二原理、事後性
ビオン(Bion 1962)「乳児は後に幼児となって、この放散の表出を意図的に表現手段として用いることを学ぶ」。母親は、乳児の一次過程にもとづく投影(排出されたもの)をそのまま浴びながらも、乳児が耐えられない苦痛なものは何かを二次過程で機能しながら(ビオンの用語では「もの思い」をして)知っていく。
飢えを排出している乳児は、授乳によって苦痛を取り除かれ、快が得られることになる。乳児の苦痛を母親が受け取り、思考の機能をつかって和らげることが繰り返される。これが母親の「コンテインメント」である。
事後性(遡及作用)、無意識的な意味を認識する時間差。ある時点で知覚された印象が時間を経て、それを理解させるような新たな経験によって意味合いが組み直されることである。
精神分析は、アナクロニスム 時代錯誤 – Wikipedia(新旧の入れ替え)を正し、人のうちに巣食う「記憶」という幽霊を退治して、人が「今」を生きられるようにする。
4.自我の防衛機制
防衛機制の位置づけ/何から守るのか
防衛機制がはたらく水準
防衛機制の種類
5.心の組織化について