第8回 観察法1:観察データの測定

心理学研究法(’20)

Psychological Research Methods (’20)

【講義概要】
心理学の諸領域で用いられている基礎的な研究法について講義する。学習者が自らテーマを設定して研究を計画し、一連の科学的実証手続きを経てそれを遂行できるようになることを目指して、心理学の研究者・実践家としての心構えを含めて、スキルとテクニックを教授する。

【授業の目標】
心理学の諸領域で用いられている基礎的な研究法を学び、それらをふまえて自らテーマを設定して研究を計画し、収集したデータを分析・考察するという一連の科学的実証手続きを遂行するためのスキルとテクニックを習得することを目指す。

第8回 観察法1:観察データの測定

観察データを測定するために必要となる理論と具体的な技法について学ぶ。観察された行動を解析可能なデータとして整理するための技法として、産物記録法や時間見本法といった代表的な測定法について理解する。

【キーワード】
行動観察、産物記録法、時間見本法


1.観察法とは

(1)心理学における行動観察

(2)観察法によるデータ測定

(3)行動観察の視点

2.時間見本法

(1)時間見本法とは

「インターバル記録法」

(2)時間見本法の実施方法

3.産物記録法

(1)産物記録法とは

(2)産物記録法の実施方法


児童の授業中の離席行動を観察したデータにおいて,45 分の授業を 5 分ごとの観察単位に区切り,わずかでも離席行動が生じていたらその観察単位は「離席行動あり」として集計する記録法はどれか。次の①~④の中から正しいものを一つ選べ。

① 部分インターバル記録法

② 全体インターバル記録法

③ 瞬間タイムサンプリング法

④ 産物記録法

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正解は①です。

【解説/コメント】

部分インターバル記録法では,観察単位ごとに行動の有無を観察し,一度でもその行動が生起するかどうかを記録します。

全体インターバル記録法では,観察単位の間ずっと行動が生起していた場合にのみ,その観察単位で行動が生起しているものとして記録します。

瞬間タイムサンプリング法では,各観察単位の終了の瞬間だけ観察を行い,その瞬間の行動の生起の有無を記録します。

産物記録法では,行動を直接的に観察するのではなく,行動の結果として生じた「行動的産物」を観察して記録します。

 

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