第7回 学習・認知の生物学的基礎

神経・生理心理学(’22)

Neuro- and Physiological Psychology (’22)

主任講師名:髙瀬 堅吉(中央大学教授)

【講義概要】
神経・生理心理学では、心の生物学的基礎についての学びを主題とします。講義では、知覚、記憶、学習、感情、意識などの心の働きを担う脳の機能を中心に学びます。また、睡眠、生体リズム、遺伝子と行動、心の発達、心の病気についても、その生物学的基礎を紹介します。これらの知見に加えて、心の生物学的基礎を明らかにするための研究手法についても触れ、神経・生理心理学の総合的理解を目指します。講義内容は、公認心理師試験出題基準(ブループリント)の項目を網羅し、臨床の現場に関連する話題も扱います。

【授業の目標】
神経・生理心理学の基礎的知見、考え方を身につけることを目標とします。具体的には、1)心の諸機能の生物学的基盤、特に神経系、内分泌系のつくりと働きを理解し、2)知覚、記憶、学習、感情、意識などの心の働きが、神経系や内分泌系の働きによってどのように営まれているかを学びます。そして、1、2の知見を明らかにするための研究手法も学び、神経・生理心理学の総合的理解を目指します。

【履修上の留意点】
心理学の概論的講義を履修済みであることが望ましいです。また、数学、物理学、化学、生物学の知識が受講者に備わっていると、講義の理解は容易になります。しかし、これらの予備知識については、放送授業や印刷教材で、そのつど説明します。

第7回 学習・認知の生物学的基礎

レスポンデント条件づけやオペラント条件づけの生物学的基礎を紹介します。また、学習の過程で重要な役割を示す脳内報酬系とその異常である依存についても学びます。さらに、空間認知など、より高次の機能の生物学的基礎についてもとりあげます。

【キーワード】
学習の生物学的基礎、条件づけ、脳内報酬系、依存症、認知神経科学


 

扁桃体 大脳辺縁系の機能・概略

レスポンデント条件づけ、恐怖条件づけ

心的表象はいかなる形態を持つのだろうか。

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