ロシアのウクライナ侵攻で、ドル買い、円安が進んでいる

円安も同時に進んでいるのが目も当てられません。
じわじわ上がっていたドル円相場がついに117円まで上昇しました。
「あれ?円は安全資産だから有事には円高になるんじゃ、、」
少し前まで日経新聞はお題目のように「安全資産の円」と連呼していました。
でも今や円は安全資産じゃなくなっているそうです。
円、揺らぐ安全資産の地位: 日本経済新聞

「リスクオフの円買い」。外国為替市場で定着してきたそんな現象が消えつつある。ウクライナ危機以降、対ドルでの円買いは目立たず、中国人民元や資源国通貨に資金を移す動きが優勢となった。背景には急激なエネルギー高がある。1月に過去2番目の規模の経常赤字を記録するなど、円の相対的な「安全通貨」としての地位を裏付けてきたファンダメンタルズ(基礎的条件)に変化が生じている。

ロシアがウクライナを侵攻した2月24日以降の対ドルの騰落率をみると、円は3月8日時点で0.1%安と小幅に下落している。かつては地政学リスクが高まると円は対ドルでも大きく上昇し、運用リスクを避けようとした投資家のマネーが円に集まる「リスクオフの円買い」が起きることが一般的だった。その常識が変わりつつある。

円のさえない動きは、同じアジア通貨の中国人民元が0.2%上昇と対ドルでも上昇しているのとは対照的だ。足元のウクライナ侵攻では「対ドルで円を買い上げる動きはほとんど見られない」(国内銀行)という。

日本円の安全通貨としての地位を高めてきた一因が、強い製造業を背景とした経常収支や貿易収支の黒字だ。「地政学リスクの高まりなどリスクオフ局面で金融市場の取引が低調になっても、貿易黒字が円相場を自動的に押し上げるという発想が浮かびやすい」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト)ためだ。

近年は製造業の国外流出や東日本震災後の化石燃料の輸入増などを受けて貿易黒字は縮小し、赤字になる月も目立つ。財務省が8日発表した1月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は1兆1887億円の赤字と赤字額は比較可能な1985年以降で2番目に大きかった。原油高に伴う貿易収支の赤字拡大が主因だ。

原油価格は3月に入り一段高となっている。大和証券の岩下真理チーフマーケットエコノミストは「脱炭素の推進が資源価格上昇につながるグリーンフレーションの側面もある。資源を輸入に頼る日本の貿易赤字傾向は今後3~4年続く可能性もある」と指摘する。

貿易収支の大幅な赤字が定着すれば、海外投資からの配当や利息などからなる所得収支の黒字では埋め切れず、経常赤字が定着するリスクが出てくる。四半期で経常赤字となれば2014年1~3月期以来、暦年での赤字は1980年以来だ。

従来はロシアによるウクライナ侵攻のような地政学リスクの高まりは円買い・ドル売りの好機だった。投機筋が抱えていた円売り・外貨買いのポジションを解消すると同時に円買いで相場を押し上げ、輸出企業の円買いなど実需面での円高圧力が円高を助長するという繰り返しが円高につながってきたためだ。

例えばリーマン・ショック前後には2008年8月の1ドル=110円台から同年12月には80円台まで上昇。震災後も80円台から75円32銭の戦後最高値まで急騰した。

国内勢が外貨建て資産を円に戻す「リパトリエーション」や、円を借りて他の通貨に投資する投機的な「円キャリー取引」の手じまいによる円買い需要などもリスクオフの円高を演出した。東日本大震災の時には国内損害保険会社が外貨建て資産の一部を円転して保険金の支払いに充てるとの見方も円買いを後押しした。

最近はこうした需給面での円買い圧力も高まらない。マーケット・リスク・アドバイザリーの深谷幸司フェローは「主要国の政策金利がまだゼロ%周辺で、円キャリー取引の巻き戻しの動きも出にくかった」と指摘する。

キャリー取引は低金利の通貨を借りて金利の高い通貨や他国のリスク資産に投資する取引。新型コロナウイルス禍でドルも含め主要国がそろって「ゼロ金利」通貨となり、円はキャリー取引の元手となる調達通貨としての魅力が落ちている。投機筋の円の売越額も昨年のピークと比べれば3割少なく、円を売り持ちにしている主体の少なさもリスクオフ局面での円買い意欲を弱めた。

「過去最大の経常赤字を記録した14年1月とは資源高の次元が違う。小麦なども含む商品価格全般が上昇しており、経常赤字が定着する恐れもある。円安が円安を呼ぶ悪循環になりかねない」。みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミストはこう指摘する。輸入増に伴う円売り増加が一段の円安圧力を招くリスクもある。

国内外の物価変動の違いを調整した円の実力(実質実効為替レート)は既に約50年ぶりの低水準にある。日銀の黒田東彦総裁が15年に「さらに円安に振れることはありそうにない」と言及した水準を既に下回るが、リスクオフの円買いが高まらない現状は将来的な円の一段安を示唆している可能性もある。

 

FXがドル円を売りでもっている。もう耐えられません。どうしよう。

資産合計: 1,225,726 必要保証金額: 235,000 評価損益: -187,645
有効評価額: 1,038,081 注文中保証金額: 0 有効比率: 441.73%

来週には、ウクライナがロシアの要求を飲んで、停戦するか、ロシアが侵攻を完了するか
何とか、リスクオフからリスクオンにならないかな。

急な円高にならないかな。

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