SBIアセットマネジメントの企業価値
コーポレートファイナンス
コーポレートファイナンスとは、 企業価値を最大化することを目的として、資金を調達し、事業に投資し、調達元に資金の返済や還元をしていく活動 のことです。 また企業の財務活動のうち、 事業に必要な資金を市場から調達する活動 ということもあります。 コーポレートファイナンスとは、金融機関の企業に対する企業価値を引当てとする金融、また企業の財務や金融など様々な意味があります。 一般的には企業の財務や金融として使われることが多く、資金調達の方法や投資判断の方法としての意味が強くなっています。
コーポレート・ファイナンス 第6版
欧米のビジネススクールで、ファイナンスの基本テキストとして高く評価されている決定版。ファイナンスに携わる人はすでにご存知であろうが、基礎から最先端まで体系的に学べるバイブル的テキストで、金融市場に従事する人々の共通言語とでもいうべき考え方を提示している。
本書が高い評価を得ている理由として、
・高度な内容をわかりやすく、事例を多用し、巧みに解説。
・常に、最新の研究成果と現実を踏まえた事例で構成。
・企業経営に携わる人に、必要なすべての分野がカバーされた包括的な内容。
このような特色が、1981年発刊以来、版を重ね、全世界8地域で刊行されている理由でもある。金融システムは国によって異なるが、財務担当者が直面する問題は世界共通のもの。本書の目的は、直面する現実的課題を解決するために、財務担当者がファイナンス理論を応用する手法を示すことにある。上巻では、第1部:「価値」から、第5部:「配当政策と資本構成」までを収録。2色刷。
現在、日本の大学の法学部で、財務や金融の実務と理論をどれくらい教えているのだろうか。経済学部ではいかがか。民法の講義で、消費貸借や土地に抵当権を設定することくらいは習ったが、純現在価値(NPV)、リスクや資本コストなど全く知らずに一流金融機関へ就職し、不良債権の処理に四苦八苦している人や、過剰な設備投資の後始末に、かつての右肩上がりの日本経済を懐かしんでいる人も多いはずだ。
本書は、英米の著名ビジネススクールで最もよく使われている教科書の1つである。初版は既に1980年代初めからハーバードロースクールの授業でも使用され、100人を超える学生が本書でNPVやモディリアニ・ミラー理論、資本資産価格モデル(CAPM)などを勉強し、一流法律事務所や金融機関、米証券取引委員会(SEC)などに就職していった。
本書は既に中国語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語そしてロシア語をはじめとする旧共産圏諸国語にも翻訳出版され、インドでは英語版の廉価本が出版されている。
本書は、ファイナンスの基本から最新のリアルオプションまでを網羅して、著者の経済理論に対する深い造詣と実務の知識が随所に反映されている名著である。ハウツーものの財務本は我が国でも数多く登場しているが、高度なファイナンス理論をわかりやすく、かつ多くの事例を様々な角度から、これでもかというほど盛り込んでいる著書はなかなか見当たらない。
著者が控えめに述べているところでも、本書で学んだ教え子たちからビリオネアーが数多く生まれている。上下で1000ページを超える、この本を学ぶ気力と根気、いわば知的アニマルスピリットがあれば、得られるリターンは非常に大きいであろう。また、通読しなくとも下巻の用語集や整理された索引は、ファイナンスのバイブルとしても最適である。実際、日米両国で成功を収めたある企業経営者の方も、本書を財務戦略の参考書として傍らに置いているそうだ。
サミュエルソンの『経済学』を都留重人氏が翻訳して、我が国の近代経済学への一般の理解は急速に広がった。この翻訳書も我が国で「ファイナンス事始め」になるであろう。本書レベルのものが、大学の授業や実務で使用され、企業の活性化や個人金融資産の価値向上に結びつく日を期待したい。
蛇足だが、大型プロジェクトのリスクや税金のコスト意識が希薄と言われる公務員にも資本主義の何たるかを知り、行政運営の技術的向上を図るために本書を一読されることを勧めたい。
(財務省理財局次長 竹内 洋)
(日経ビジネス 2002/06/10 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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内容(「BOOK」データベースより)
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