BA.4-5対応ワクチン接種後の健康状況調査へ – 厚労省が事務連絡、重篤な有害事象・副反応疑いも
「調査をするならその前に安全性が確認取れるまで一旦停止すべきと思います。」に一票。
配信
厚生労働省健康局予防接種担当参事官室は、都道府県などに出した事務連絡(10日付)で、新型コロナウイルス感染症のオミクロン株BA.4-5対応ワクチンについて、接種後の健康状況に関する調査を実施することを伝えた。追加接種終了後12カ月までの新型コロナウイルスへの感染状況や、重篤な有害事象に係る発生状況・副反応疑い報告の実施状況などを調べる。【新井哉】
調査対象は、オミクロン株対応ワクチン(BA.4-5)の追加接種の対象者で、順天堂大医学部附属病院群(練馬病院など3病院)や独立行政法人国立病院機構(大阪医療センターなど8病院)、独立行政法人地域医療機能推進機構(中京病院など2病院)で今回の調査について説明を受け、参加に合意した人。対象者が未成年の場合は、保護者の同意が必要となる。
調査結果は、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)で公表する予定。
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ワクチン接種後に2人死亡 新型コロナ「BA.5」対応型 厚労省
厚生労働省は11日、新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「BA.5」に対応するワクチンを接種した42歳と87歳の女性2人が死亡したと明らかにした。
調査した専門家は87歳女性の接種と死亡の因果関係について「評価できない」とした。42歳女性は調査中という。
同日開かれた厚労省専門部会で報告された。42歳女性は5日に米ファイザー製ワクチンの4回目接種を受けた後、体調が悪化。約15分後に呼吸が停止した。医師が強いアレルギー反応「アナフィラキシー」の治療に用いる「エピネフリン」の投与を試みたが、静脈のルートが確保できなかったという。
87歳女性は糖尿病などの基礎疾患があり、接種から3日後に死亡した。
接種後の死亡を巡っては、愛知県愛西市で5日、42歳女性がワクチンを打った後に体調が急変し死亡。厚労省は10日、自治体にアナフィラキシーへの対応を確認するよう求めた。
同省は、接種後に死亡した人の氏名や居住地を公表しておらず、報告されたケースが愛西市の女性かどうか明らかにしていない。