再・第1回 精神分析とユング心理学―その出会いからそれぞれの展開へ

第1回 精神分析とユング心理学―その出会いからそれぞれの展開へ – LIFE-SHIFT (lifeshift.site)

第1回 精神分析とユング心理学―その出会いからそれぞれの展開へ

フロイトは、人類の平安を破った三人の革命家として自身を位置づけている。

一人目は、コペルニクス、地球は宇宙の中心ではなく広大な宇宙体系のほんの一部に過ぎないことを知った。

二人目は、ダーウィン、人間の特権的な地位は失われ、動物の子孫であると証明された。

三人目は、フロイト、自我はそれ自身の家の主人公でさえなく、その心のなかの無意識についはもほとんど知らないという心理学的な性質の打撃。フロイトはみずからを人間を脱中心化した偉大な人物の系列に位置付けている。

無意識の性質を明らかにすることで、人が自分自身の心の主人公でないことを示しました。

人間の自己愛的な空想を打ち破るものであり、深刻な打撃であったをフロイトは書いている。

人は自分がそう信じたいと願うほど偉大ではないのです。


1.何が私たちを不安にし、葛藤を引き起こし、発達の契機となるのかを振り返ってみてほしい。そのとき、性欲動という概念は手がかりとして役立つかどうかを考えてみよう。

p21 まず、はじめと問い

雇用の不安がある。経済的な生活をしているためにお金を稼がねば生活ができないが、その源泉は、会社からの賃金である。そのために労働を提供しているがそこにはストレスが生じる。ストレスの原因としては、いろいろ考えられるが最大の要因は不条理や理不尽である。そのため葛藤が生じる。その葛藤を解消するために会社員は、考え、努力し乗り越えていくことが、発達の契機となると思う。このプロセスの中に性欲動は含まれていないと考えられる。

※葛藤

[名](スル)葛 (かずら) 藤 (ふじ) のこと。枝がもつれ絡むところから》
  1.  人と人が互いに譲らず対立し、いがみ合うこと。「親子の—」

  1.  心の中に相反する動機欲求感情などが存在し、そのいずれをとるか迷うこと。「義理人情とのあいだで—する」

  1.  仏語。正道を妨げる煩悩のたとえ。禅宗では、文字言語にとらわれた説明意味の解きがたい語句公案、あるいは問答工夫などの意にも用いる。

発達 心理学における発達(はったつ)[1]とは、一般に受精からに至るまでの人の心身、及びその社会的な諸関係の量的及び質的変化・変容をいう。英語の「developmentディヴェロップメント」等、あるいはドイツ語の「die Entwicklungディー・エントヴィックルンク」は、巻いた絨毯のようなものを開いていくような行為、様子をいうもので、開ききってしまったところが人間の終焉になる。

2.ユングがフロイトと出会ったことで得たものは何だったのか?あなたの考えを自由にのべて鷺賂みよう。

 

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