#124 今日から役立つ 人生を豊かにする日経の読み方
今週もありがとうございました。
メガ・トレンドの少子化の世界である。この流れは、ギグワーカーを待遇改善、働き方を多様にして自分の裁量で生きていけるようにしていかなければ、人手不足の解消にはならない、労働力の調整弁としても非正規としたものではなく、組織には属さないギグワーカーと契約しやすい環境を作っていかなければ、止められない少子化には対応できないのではないだろうか?と考えさせられる今週の日経の記事であった。
インターネット上のプラットフォームを経由して単発の仕事を請け負う働き手のことなら、米スタバCEOにブライアン・ニコル氏を迎える。ニコル氏を引き抜くためにスタバが用意した契約は破格で、「最初の1年で150億円超を受け取る可能性」(AP通信)、「リモート勤務OK」(シアトル・タイムズ)などとインセンティブ盛りだくさんな内容になっていると報じられている。
CEO契約も単発の契約とするなら、これこそがギグワークかなと、おもった。
100年後へ「賢い縮小」とは 世界に範示せ 論説フェロー 原田 亮介
100年後の人生を考える人はあまりいない。自分の寿命を超えるからだ。しかし人類史を変える節目があり、子や孫の世代がその変化に直面するとなればどうだろう。日本も世界も出生率の急激な低下で人口が大きく縮む。拡大一辺倒だった経済社会のありようも大きく変わるだろう。
「社長のろまんは、社員のフマン」
日本の近代化は人口増加で農村から都市への社会移動が進み、地方都市や大都市圏の居住域を広げる拡大の歴史だった。しかしこれからは、過疎地で始まった経済社会の縮小が日本全体に広がる。
2120年の日本は3600万人まで減少する。人口規模でいえば明治初期~末期に逆戻りする。
ギグワーカー働きやすく 賃金や有給休暇の基準明確に
厚生労働省はギグワーカーの待遇を改善する。新たに指針をつくって従業員と同じように最低賃金を適用し、有給休暇の取得ができるギグワーカーを認める。法律の運用面から多様な働き方に対応する。多くの企業が人手不足に直面しており、組織に所属しないギグワーカーと契約しやすい環境を整える。…全文を読む
ギグワーカーとは ネットで単発仕事、契約は業務委託
▼ギグワーカー 業務委託契約で働くフリーランスの一種で、インターネット上のプラットフォームを経由して単発の仕事を請け負う働き手のこと。ウーバーイーツをはじめとする料理宅配サービスの配達員のほか、ライドシェアの運転手やデータ入力、特定の案件に限定して受注するエンジニアなどが含まれる。
労働基準法では雇用契約に基づいて働く人を労働者としており、基本的に業務委託契約のギグワーカーは該当しない。単発の仕事を請け負うため副業など短時間から働くことが可能な一方、長期契約のフリーランスと比べてその日の受注件数によって報酬額が左右されやすい。報酬単価はプラットフォーム側で決まっているケースもある。
プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会の「フリーランス白書2024」によると、フリーランスのうち2割が直近1年間でクラウドソーシングなどプラットフォーム経由で仕事の獲得経験があると答えた。足元では業務委託契約ではなく、雇用契約による単発のアルバイトを募集する「スポットワーク」も広がっている。
「ギグワーカーは非従業員」、加州最高裁判断 Uber歓迎
【シリコンバレー=山田遼太郎】米西部カリフォルニア州最高裁判所は25日、アプリを介して単発の仕事を請け負う「ギグワーカー」を独立した個人事業主として扱う州の法令は有効だとする判断を示した。ライドシェアの運転手らは従業員にあたらないとの判断が同州で確定する。
ギグワーカー、企業従業員と同待遇に 米政府が新規則
【ワシントン=飛田臨太郎】米労働省は9日、ライドシェアの運転手などフリーランスの労働者が一定の条件を満たせば、企業の従業員と同様の待遇を受けられるようにする新しい規則を発表した。実態として従業員と同じような働き方をしているにもかかわらず、賃金や保障の水準が劣る場合があると判断した。
アプリなどを通じて単発で仕事を請け負うビジネスモデルは「ギグエコノミー」、そうした働き方をする人は「ギグワーカー」
米スタバCEO 業績不振で更迭 後任に敏腕外食経営者 改善期待、株価2割急騰
【ニューヨーク=朝田賢治】業績悪化が続く米コーヒーチェーン大手スターバックスは13日、ラクスマン・ナラシムハン最高経営責任者(CEO)が同日付で退任すると発表した。就任から1年半の退任で実質的な更迭となる。後任にメキシコ料理チェーン、チポトレ・メキシカン・グリルのブライアン・ニコルCEOを9月9日付で迎え入れる。経営改善への期待から、同日の株価は前日比24%高と急騰した。
スターバックス ブライアン・ニコル氏を会長兼CEOに選任 – Starbucks Stories Japan
米スタバ新CEO、「報酬最大150億円超」「リモート勤務」の好待遇。それほど評価されるブライアン・ニコル氏の功績とは
米スターバックスが9月に新たなCEO(最高経営責任者)としてブライアン・ニコル氏を迎えると発表した。ニコル氏を引き抜くためにスタバが用意した契約は破格で、「最初の1年で150億円超を受け取る可能性」(AP通信)、「リモート勤務OK」(シアトル・タイムズ)などとインセンティブ盛りだくさんな内容になっていると報じられている。
ニコル氏がリモート勤務をすることも話題になっている。SECに提出された書類によると、スタバはカリフォルニア州在住のニコル氏のために、同州南部にあるニューポート・ビーチにリモートオフィスを設けるという。
ニコル氏はスタバを通して意気込みについてコメントしている。「この素晴らしい企業のために働ける機会に感謝している」とし、「会社の成長を促し、お客さまたちの『スターバックスエクスペリエンス(体験)』をより強固なものできる可能性を大いに感じており、意欲がみなぎっている」と述べている。