腰痛に悩む人は「立ち方」に共通点が?腰痛を引き起こす立ち方チェックと腰痛を軽くする足指ストレッチ
腰痛にお悩みなら立ち方をチェックして!
爪先に体重をかけた立ち方が癖になっていると、腰痛を引き起こしやすく、なかなか改善しにくくなってしまいます。とはいえ、いつも鏡を見ながら立っているわけではないので、自分がどんな立ち方をしているかよくわからないという方も多いのではないでしょうか?爪先に体重をかけて立つことが習慣になっているかどうか、まずは以下の方法で確認してみましょう。
1. いつもどおりに立つ。
2. 爪先を床から離して、体重がどこにかかっているか確かめる。
たったこれだけです。爪先を床から離した時に、踵側に体重がかかったり、身体全体が後ろへ傾いたりしたら、普段から爪先に体重をかけた立ち方をしているということがわかります。
爪先に体重をかけると腰痛になる?
爪先に体重をかけて立っていると、前傾姿勢になりやすいです。身体が前に傾くと、それ以上前屈みにならないよう、無意識のうちに背面に力を入れて姿勢を保とうとします。この時、特に力が入りやすいのが腰や背中です。
腰や背中の脊柱起立筋は姿勢を維持する抗重力筋です。前傾姿勢を取ることで脊柱起立筋を使いすぎてしまうと、腰への負担が増して腰痛を引き起こしたり、悪化させたりしてしまうのです。
そして、爪先に体重がかかっていると足指や足裏に力が入り、ふくらはぎまでも力みっぱなしの状態にあることが多いです。特に、足指を曲げる力が入りやすいのです。爪先に体重をかけやすい人が腰痛にお悩みの場合、足指を伸ばしたり、ほぐしたりすることが腰痛改善に繋がりますので、ぜひ足指ストレッチを行いましょう。
腰痛改善のための足指ストレッチ
足指ストレッチは、いつでも行うことができます。以下の方法で行ってみましょう。
1. 座った状態で左足指と右手指で握手をする。足指の付け根まで手指を入れ込み、しっかり握って指を開いた状態で、足先を回しましょう。反対周りも行い、1分程度続けます。
2. 左足の踵を床につけて、両手の親指を除いた4本指を足裏の土踏まずに当て、親指を足の甲に当てる。足裏を指先で押しながら、足指じゃんけんでパーをするように足指先をできる限り大きく開いては緩める。5回程度行います。
3. 左足の踵を床につけたまま、左手で足先を持ち、爪先を手前に引き寄せては押し出す。5〜10回行います。
動画を見ながら腰痛改善ストレッチ
時間が取れそうな時は、足指ストレッチに加えて腰痛ストレッチを行うとより効果的です。以下の動画では腰痛に関連する部位をほぐしています。寝る前でも行うことができますので、動画と一緒に動いてみましょう。
磯沙緒里
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。