第8回 ストレスとストレス関連障害
第8回 ストレスとストレス関連障害
ストレス概念は、現代人のメンタルヘルスを考えるうえでとりわけ重要である。強いストレスをもたらすできごとによる精神の変調として、適応障害、急性ストレス障害、心的外傷後ストレス障害、解離性障害、転換性障害などをとりあげ、その症状・経過・治療について学ぶ。
【キーワード】
適応障害、ストレス障害、PTSD、解離性障害、転換性障害
1.ストレスとストレス反応
(1)ストレスと精神疾患
先天的要因と後天的要因
特定のできごとによって強いストレスに集中的に曝されるもの
日常生活のなかで比較的軽度のストレスが持続的に蓄積されるもの
(2)適応障害(adjustment disorder)
(3)ストレス障害(stress disoders)ASDとPTSD
トラウマ(trauma)
「ありえないできごとに対する無理もない反応」
ASD(acute stress disoder:急性ストレス障害)
PSTD(post traumatic stress disoder:心的外傷後ストレス障害)
見当識障害
2,解離性障害と関連事項
(1)ヒステリーの歴史
解離性(転換性)障害(dissociative (conversion) disoders)「記憶・感覚・運動の諸領域にまたがる意識的な統制の欠如」
(2)解離性障害群(dissosiative disoders)
解離性同一性障害(dissociative identity disoder)「多重人格」
離人感・現実感消失障害(depersonnalization/derealization disoder)
(3)身体症状症および関連症候群(somatic symptom and related disoders)