第7回 幼児期の発達:自己と社会性

第7回 幼児期の発達:自己と社会性

幼児期は自己認知が可能になり、他者との関係の中で自分を主張したり、抑制したりするスキルを身につけていく。周囲との関わりの中で進む自己と社会性の発達プロセスについて解説する。

【キーワード】
自己認知、自己観、第一反抗期、自尊感情、性同一性、自己制御、社会性


1.自己の知覚

(1)自他の分化

自分の思うようにならない他者との関係性の中で、子どもは養育者と自分と区別しない未分化の状態から、養育者は自分とは違う存在。

(2)自己認知

身体の名称

鏡の中の自己認知

自分の名前の認知

物の所有の認知

2.自己意識の発達

(1)第一反抗期

(2)自尊感情

自尊感情(self-esteen)

自己効力感(self-efficacy)

自己有能感(competence)

(3)性同一性

性の恒常性

性の同一視

性の安定性

性の一貫性

性別違和(gender dysphoria)

(4)文化・社会によって異なる自己観

文化的自己観:西洋と東洋の自己と他者の関係性

相互独立的自己観

相互協調的自己観

3.社会性の発達

(1)他者の感情や意図の理解

社会性 心の理論、視点取得

社会化 第一次社会化

(2)社会的スキルの獲得

自己制御(self-regulation)→自己主張・実現、自己抑制

欲求不満耐性

 

 

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