第5回 目的と方法
(1)「学習・言語心理学」の研究目的について理解する。
(2)「学習・言語心理学」の研究方法について理解する。
【キーワード】
記述、予測、制御、観察、理論構築、仮説生成、仮説検証、因果関係、相関関係、独立関係、経験的研究、理論的研究、心理学研究法、実験法、調査法、観察法、面接法、検査法、介入研究法、実験計画法、準実験、操作化、操作的定義、課題分析、言語材料の基準表、エビングハウス、無意味綴り、言語コーパス、ログデータ
第5回 目的と方法
1.学習・言語心理学の目的について
2.学習・言語心理学の方法
3.課題分析について
4.言語材料の基準表について
5.言語コーパスについて
6.科学の細分化と科学の進歩と
第5回 目的と方法
1.学習・言語心理学の目的について
予測する 仮説生成
制御する 仮説検証
・因果関係
・相関関係 (共起する)
・独立関係
ランダムサンプリング・・・・・母集団の中からランダムに研究対象を選ぶ
研究対象の一般性について・・・・・人間一般についての研究:母集団と標本ある特定の人間についての研究:シングルケース
徹底的行動主義(radical behaviorism) バラス・スキナー n=1研究
2.学習・言語心理学の方法
経験的研究 ←→ 理論的研究
観察の理論負荷性
- 実験法
- 調査法
- 観察法
- 面接法
- 検査法
- 介入研究法
3.課題分析について
問題解決の心理学・・・・参加者への課題を事前に分析しておく
機能分析 バラス・スキナー
操作化(operationalization)
概念的定義
操作的定義
4.言語材料の基準表について
エビングハウスの忘却曲線
無意味つづりnonsense syllable → ノンセンス・シラブル
連想価 association value
CVC trigram 子音consonant ・母音vowel ・子音consonant からなる3文字(trigram):dog bog/cog/dog/fog/gog
心理学ポータル 基準表データベース
5.言語コーパスについて
6.科学の細分化と科学の進歩と
学習課題
どのような目的を設定し、どのような方法を取るのが適切であるか考えてみよう。その際に情報通信技術の利用可能性についても考えてみよう。
シングルケースデザイン(Single-Case Designs: SCD)は、少数個体のデータをもとに独立変数と従属変数間の因果関係の検討を行う実験法のひとつである。SCDを利用した研究において、個々の行動は、独立変数のある場合とない場合の両方において繰り返し測定される。S