第2回 免疫学総論
疫(感染症)を免れるという体の免疫のしくみ、免疫系を構成する要素とその働きについて解説する。抗体の構造と機能、抗体の種類とその生物学的活性、抗体の多様性を生み出す遺伝子の再構成、抗体を作り出すリンパ球の種類とその機能、リンパ球の働きを調節する分子等について述べる。
【キーワード】
自然免疫と獲得免疫、液性免疫、細胞性免疫、抗体、抗体遺伝子の再構成、Bリンパ球、Tリンパ球
1.免疫とは何か
免疫(immunity)
自己と非自己を区別しているのであろうか?
ジェンナー天然痘・・・・・エドワード・ジェンナー(Edward Jenner、1749年5月17日 – 1823年1月26日)は、イギリスの医学者。天然痘の予防において、それまで行われていた人痘接種法より安全性の高い種痘法(牛痘接種法)を開発した。近代免疫学の父とも呼ばれる。
パスツール・・・・・ルイ・パスツール(パストゥールとも、フランス語: Louis Pasteur, 1822年12月27日 – 1895年9月28日)は、フランスの生化学者・細菌学者。「科学には国境はないが、科学者には祖国がある」という言葉で知られる。王立協会外国人会員。ロベルト・コッホと共に「近代細菌学の開祖」とされる。
生体防御機構
2.抗原と抗体
抗原(antigen)
一度かかったはしかには二度とかからないが、インフルエンザには何度もかかるのはなぜか
麻疹ウイルスは抗原の変化は少ないが、インフルエンザウイルスはその抗原がいろいろ種類があり、突然変異を起こしやすいため。
異種抗原、同種抗原
抗体(antibody)・・・・抗原と特異的に結合するタンパク質のことで、免疫グロブリン(immunoglobulin:Ig)
3.免疫に関与する細胞
白血球
リンパ球(B細胞、T細胞、NK細胞)
4.サイトカインと免疫
5.免疫異常とがん免疫
自己免疫疾患