第15回 心理学を学ぶということ
心理学概論
第15回 心理学を学ぶということ
心理学の諸領域の関係
「心理学の過去は長いが歴史は短い」
ヘルマン・エビングハウス(記憶に関する実験的研究の先駆者)
ダニエル・カーネマン(行動経済学者)
リチャード・セーラー
講義の中で、「行動経済学の逆襲」の一文を引用していた。
また、以下の本紹介している。
心理学者、心理学を語る―時代を築いた13人の偉才との対話 単行本 – 2008/11/25
心理学を超えてさまざまな学問ばかりでなく、一般の人びとの考え方にまで影響を及ぼした、ノーベル賞受賞者を含む著名な心理学者たち。その生の声を引き出した、異色の記録。
心理学者、心理学を語る
本書に登場する13人の研究者を出身分野で色分けすると、次のようになる。
A(最初から心理学者):ベム、アイゼンク、フレイヴル、カーネマン、タネン、ジンバルド
B(他領域から心理学に参入):サイモン(政治学・経済学)
C(心理学者ではないが心理学に影響力):チョムスキー(言語学)、ダマシオ(医学)、フランクル(医学)、レイン(医学)、ティンバーゲン(生物学)この中でノーベル賞受賞者はティンバーゲン(生物学医学賞)、サイモン(経済学賞)、カーネマン(経済学賞)の3人である。
サイモンは、政治学・経済学から心理学に参入してきたが、カーネマンは逆に心理学から経済学に参入した。このように、本書を読むと、心理学者が多様なバックグラウンドを有すること、心理学が非常に幅広い分野であることがよくわかる。
本書のインタヴューは、個人のものも含まれ、全体がかなり以前のものであるが、その内容は決して古くなることはない。
なぜなら、インタヴューを受けた心理学者の「生の声」が聞こえてくるからである。
そのことは、本書の第1版が1977年に刊行され、1995年に第2版、2004年にこの第3版が刊行されたという事実からもうかがえる。
日本の出版界から考えるととてつもなく息の長い本である。
なお、アイゼンク、スキナー、レイン、ティンバーゲンの5人は第1版からの「生き残り」であり、30年の歳月を越えて評価されている。・・・・・・
学会紙の紹介また、心理学の学会への入会、シンポジュームへの参加も話していました。
すっかり、忘れていたが以下のFHVについても講師自身の写真も紹介。
心理学の英語論文における参加者の傾向 Henrich et al..2010
Western
Educated
Industrialized
Rich
Democratic
1 心理学とは
2 心理学の研究方法
3 知覚心理学
4 学習心理学
5 生理心理学
6 比較心理学
7 教育心理学
8 発達心理学
9 臨床心理学
10 パーソナリティ心理学
11 社会心理学
12 産業・組織心理学
13 文化心理学
14 心理統計の役割
15 心理学を学ぶということ ←最後
すべて受講したが、内容が身になっていないようなのでどうしよう。