第12回 観察学習
第12回 観察学習
(1)観察学習について理解する。
(2)観察学習の位置づけについて理解する。
【キーワード】
観察学習、社会的学習、局所強調、刺激強調、観察条件づけ(代理条件づけ)、代理強化、模倣、ミラーニューロン、新生児模倣、般化模倣、バンデューラ、自己調整、自己効力感、メディアの効果
1.ヒト以外の動物の社会的学習
局所強調 local enhancement
刺激強調 stimulus enhancement
観察条件づけ observational conditioning
観察学習 obswevational learning (代理強化 vicarious reinforcement) : 他個体がオペランド条件づけをしているのを観察することにより、同じオペランド条件づけによって成立すること
2.ヒトの模倣学習
社会的学習 social learning
・複製 cpying
・アフォーダンス学習 affordance learning
・観察条件づけobservation conditioning
・強調 enhancement
「複製 cpying」
模倣 imitation
対象物の運動の再現 object movemaent reenactment
最終状態エミュレーション end-state emulation
「アフォーダンス学習 affordance learning」生態心理学者ギブソンによるもの。
モデルと対象物や環境との操作的な関係を学習することである。
ミラーニューロンシステム
3.観察学習の理論
アルバート・バンデューラ Albert Bandura (1925 -) 心理学者、新行動主義、社会学習理論、モデリング、自己効力感 「ボボ人形実験」 観察学習を司る下位過程
注意過程ー保持過程ー産出過程ー動機づけ過程→人間には自分の行動を統制する能力があるということである。(セルフコントロール 自己観察→判断過程→自己反応)
「般化模倣 generalized imitation 」模倣対象となっているモデルが同じであれば、いくつかの模倣が強化されると、他の種類の模倣も強化されることを実験によって示したのである。 これは般化模倣と呼ばれている。
「観察学習を司る下位過程 subprosesses governing observational learning」
4.情報化社会における観察学習ということ
「メディアの人間に及ぼす影響」
「最近のICTを利用した各種のサービスにおける映像の人間への効果」
・ルール行動支配 (第10回)
・言葉によるフィードバック (第11回)
自分が身につけた知識やスキルはどのような観察や模倣をしてきた結果であるのか、振り返って言葉で表現してみよう。