第12回 ペルソナ形成と影の出現
一回目 2023/12/19
二回目 2024/01/21
ユングは人が社会の要請に応じながら自分の人生を生きていくときに引き受ける役割をペルソナと名付けた。社会生活においてペルソナは不可欠だが、ペルソナと自我との同一化は危険である。一方、人目には伏せておきたい人格のネガティブな部分の総体は影と呼ばれる。。私たちは、ペルソナや影とどのように付き合っていけばよいのだろうか?
【キーワード】
ペルソナ、ペルソナとの同一化、影、集団における影、自己認識
1.ペルソナとは何か?
「つまり場に応じた構えを、私はペルソナと名付ける」
2.人ともに生きるためのペルソナ
学校や社会において経験を積むことでペルソナが形成されていくことがわかる。
3.画一的なペルソナに対する抵抗
本来の自己は、全体主義に迎合できず、自分自身の生き方を探す道を選ぼうとする。
4.ペルソナとの同一視がもたらす人格発達の停滞
ペルソナを自分自身の本質であると思い込んでしまうことについて警告している。
定年を迎えて退職すると一人の市民として生活することになる。この新しい生活に戸惑う人ほど、それまでの職業的ペルソナと自己を同一視していたといえる。
私自身の発見こそ、私たちが生涯をかけて取り組む心の課題であること。
5.ペルソナとの同一視からの解放
アイドルは偶像という意味をもつ言葉である。宗教における偶像崇拝を例に挙げると、アイドル(偶像)自体はただの像に過ぎない。
ル・グイン アーシュラ・クローバー・ル=グウィン(Ursula Kroeber Le Guin、1929年10月21日 – 2018年1月22日)は、アメリカの小説家でSF作家、ファンタジー作家。「ル・グィン」、「ル=グイン」とも表記される。
SF作家としては、両性具有の異星人と地球人との接触を描いた『闇の左手』で広く認知されるようになった。その他の代表作にユートピアを描いた『所有せざる人々』などがあり、SF界の女王と称される。ファンタジーの代表作は『ゲド戦記』のシリーズで、「西の善き魔女[2]」のあだ名もある。他に『空飛び猫』といった絵本作品もある[3]。
2021年、彼女を記念した「アーシュラ・K・ル=グウィン賞」が設立された[4][5]。
ヴォータンの神
オーディンは、北欧神話の主神にして戦争と死の神。詩文の神でもあり吟遊詩人のパトロンでもある。魔術に長け、知識に対し非常に貪欲な神であり、自らの目や命を代償に差し出すこともあった。