第11回 衛生動物による健康被害

第11回 衛生動物による健康被害
衛生動物とは、人の健康に害を及ぼす有害な小動物の総称である。健康害としては、アレルギー反応(ダニ、蜂、蚊、ムカデなど)、有毒物質(蛇、アオバアリガタハネカクシ)、病原体の媒介(蚊、ツェツェバエ、マダニ、鼠、犬など)などが知られている。特にアナフィラキシーショック、熱性疾患(マラリア、アフリカ睡眠病、出血熱)、狂犬病などは、命に関わる重大関心事である。
【キーワード】
衛生動物、ダニ、ノミ、媒介、アレルギー


1.序論

(1)衛生動物とは?

(2)なぜ重要?

(3)具体的には?

2.アレルギーのアレルゲンとして有害な小動物

(1)蚊に刺されて、痒い!痒い!

皮膚に注入された蚊の唾液腺物質を抗原とするアレルギー反応である。

ヘテロ

(2)フィールド調査をしていて危機一髪

エビペン エピペンは、アナフィラキシーがあらわれたときに使用し、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)です。
あくまでも補助治療剤なので、アナフィラキシーを根本的に治療するものではありません。エピペン注射後は直ちに医師による診療を受ける必要があります。

(3)ジョギングしていて突然死

ユリスカ アナフィラキシーショック

(4) あなたの部屋にもダニがいっぱい

ハウスダスト

(5) ムカデに足を噛まれてパンパンに腫れて

遅延型アレルギー

3.病原体を運ぶので有害

(1)本場アフリカでサファリ、そして睡眠病

トリパノソーマ原虫

ツェツェバエ

(2)下宿で死んでいた大学生

マラリア脳症 ハマダラカ

(3)真相は藪の中

紅斑 リケッチア感染

(4)昆虫に刺されるのは、危険です。

ウィルス、リケッチア、細菌、線虫

(5) 犬に咬まれた。狂犬病が心配

狂犬病 狂犬病予防法が制定される1950年以前、日本国内では多くの犬が狂犬病と診断され、ヒトも狂犬病に感染し死亡していました。このような状況のなか狂犬病予防法が施行され、犬の登録、予防注射、野犬等の抑留が徹底されるようになり、わずか7年という短期間のうちに狂犬病を撲滅するに至りました。この事例を見ても、犬の登録や予防注射が狂犬病予防にいかに重要な役割を果たすかが理解できます。

(6) 昔、大阪の梅田で奇妙な熱が

梅田熱、腎症候性出血熱

マウス:

ラット:

(7) ハエが食事中にぶんぶん

トランスミッター

4.ヒトの体を毒で傷害する小動物

(1) あちことにいる毒蛇

マムシ、ハブ  抗毒素血清

(2) 虫が顔にとまったので叩き潰した。そしたら皮膚が

アオバアリガタハネカクシ ペデリン 毒、生物等

5.私たちの体に擦り寄ってくる不快な虫

(1)南京虫

トコジラミ ピレスロイド系殺虫剤

(2) アタマジラミ

感染症

 

 

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