第11回 栄養バランスの障害

第11回 栄養バランスの障害
生活習慣や加齢による諸臓器の機能低下によって栄養バランスが障害され、栄養素の過剰や不足をきたした結果発生する主な疾患・病態について学ぶ。
【キーワード】
メタボリックシンドローム、肥満、糖尿病、脂質異常症、痛風、低栄養、ビタミン欠乏、フレイル


1.代謝・消化

生命体とは
  • 外界と区別できる個体
  • 個体として独立したエネルギー系を持つ
  • 自己増殖して種を残すという能力を持つ
エネルギーや身体の構成成分を身体内部で使うことが出来るためには
  • 摂取 それらの素材となるものに接する
  • 吸収 身体の外部から内部に移行させる
  • 代謝 使用するのに再構築する

エネルギー代謝、新陳代謝

2.糖尿病

(1) 糖尿病

唯一血糖を下げるインスリンがうまく作用しなくなると血中糖濃度(血糖値)を適切に維持できないことになる。

(2) 分類

インスリン依存型糖尿病(IDDM:I型)

インスリン非依存型糖尿病(NIDDM:II型) 緩徐にあらわれてくる

二次性糖尿病

耐糖能障害

(3) 症状

・血糖値そのものが高いことによる症状  NIDDMでは自覚症状が無い場合も多い

・糖尿病による合併症 中心症状は血管障害 網膜症、腎症、神経障害

網膜症、腎症、神経障害

(4) 臨床診断

HbA1c(ヘモグロビンA1c)糖鎖がくっついている赤血球 糖鎖は、単糖がグリコシド結合で結合した鎖状の構造をしています。 よく知られる単糖類であるグルコース、フルクトース、ガラクトースは、糖類および炭水化物の構成要素であり、ほとんどの生物の主要な栄養素です。

(5) 治療

a) 食事療法

b) 運動療法

c) 薬物療法(経口血糖降下薬)

d) インスリン療法

3.脂質異常症(高脂血症)

4.痛風

(1)痛風とは

尿酸値が高いということが痛風の本態

(2)分類

原発性痛風、続発性痛風

(3)症状

腫脹

(4)治療方針

コルヒチン

5.肥満

6.メタボリックシンドローム

内蔵脂肪型肥満

7.フレイル

「脆弱」を意味する


日本老年医学会 フレイルに関する日本老年医学会からのステートメント

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