田中一村展 不屈の情熱の軌跡
9月23日(祝)に、上野にある東京都美術館に行ってきた。
田中一村展 奄美の光 魂の絵画|東京都美術館 (tobikan.jp)
世俗的な栄達とは無縁な中で、全身全霊をかけて「描くこと」に取り組んだ一村の生涯は、「不屈の情熱の軌跡」といえるものでした。
【公式】田中一村展 奄美の光 魂の絵画 Tanaka Isson: Light and Soul|2024年9月19日(木)〜12月1日(日)|東京都美術館 (exhn.jp)
生活が苦しいながらも、生涯を掛けられるものがあるのは、生きる活力となりその人の人生を充実したものにしてくれるのだろう。私は、サラリーマンであり、生活は苦しくないが何もすることがなく、休みと言えば、美術館や博物館などを回っている。どちらが、人間として幸せなのかと考えると前者ということになるだろう。残り少ないサラリーマンの時間のうちに、生涯を掛けられる何かを見つけたいという気持ちになった展覧会であった。
昭和13 年(1938)、姉、妹、祖母と千葉に転居。農業をしながら制作に従事。
50歳にして単身奄美大島へ移住。紬織の染色工として働き、生活費を貯めては、奄美の自然を主題とした絵に専念する日々を送る。
生涯を賭して何の悔いもない制作をなし得た満足と自負が、一村が自らの作を指して言った「閻魔大王えの土産品」という言葉に表れています。
大地に耳をすます 気配と手ざわり 展 展覧会公式サイト|東京都美術館 (tobikan.jp)
本展では自然に深く関わり制作をつづける現代作家5人
出品作家(五十音順):榎本裕一、川村喜一、倉科光子、ふるさかはるか、ミロコマチコ
展示内容・みどころ|大地に耳をすます 気配と手ざわり 展 展覧会公式サイト|東京都美術館 (tobikan.jp)
都市生活では希薄になりがちな、人の力の及ばない自然への畏怖と敬意が感じる。