本当の課題
100歳時代の最高に幸せな毎日を送るための成長戦略をどうすれば良いか。
ずっと、考えているが答えが見つからない。
そんな中、以下の記事が目にとまったので読んでみました。
50代会社員…お金の心配をする人が気づかない「本当の課題」
- 50代は「人生の後半戦の始まり」ではない
- 50代からの人生戦略は意識改革から始まる
50代は「人生の後半戦の始まり」ではない
これらのことから、日本人の思考のなかに「人生50年」としてとらえる観念が根強く染みつき、40歳は「不惑」、50歳は「知命」という孔子の人生訓から抜け出せずにいるように思われます。
そこから、「50歳は人生の後半戦の始まり」ととらえる意識が生まれるのでしょう。
しかし、改めていうまでもなく、日本人の平均寿命は80歳を超え(男性81.41歳、女性87.45歳=2020年)、多くの人が高齢でも活力ある生活を送っています。そして、世界でも最も高齢化が進む日本では、「人生100年時代」が現実のものになろうとしています。
50代からの人生戦略は意識改革から始まる
キャリアづくりの期間は「青年期・壮年期・実年期」の3期にわたり、25歳から80歳まで、合わせて55年間に及ぶと位置づけたことです。
つまり、50代は、人生の後半戦に入るのではなく、3期にわたるキャリアの2期目の始まりになる。50代からの人生戦略は、この意識改革から始まるのです。
しかし、長生きは社会にとってコストが大きい、個人にとってはリスクが大きいという話ばかりが先行しているのは間違っています。お金などの個別の問題について考えることから始めるのではなく、まず、自分の人生のとらえ方を変えるところから始めることが大事です。
50代からは、3期にわたるキャリアの2期目の始まりであって、むしろチャンスととらえるべきである。それまでできなかったことができるようになる実りの時期を迎えることになる。人生や生命を意識するライフコンシャスな生き方が始まる。その意識改革が必要なのです。
多摩大学大学院客員教授・宮城大学名誉教授・多摩大学名誉教授
久恒 啓一
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