再・第7回 精神分析的心理療法の実際

第7回 精神分析的心理療法の実際 – LIFE-SHIFT (lifeshift.site)

精神分析的心理療法はどのように開始され、どのように終わるのか。そのプロセスでは何が起こっていくのだろうか。治療的な変化を引き起こす機序、困難な事例へのアプローチ、精神分析との違いなど、精神分析的心理療法の実際にまつわるテーマを考えていく。

【キーワード】
アセスメント面接、マネジメント、試みの解釈、治療機序、解釈、ワーキングスルー


1.精神分析的心理療法の流れ
2.困難な治療への応用
3.精神分析、精神分析的心理療法、短期力動療法


1.精神分析的心理療法の流れ

1)アセスメント面接

2)精神分析的マネジメント

3)治療機序

4)治療の終結

2.困難な治療への応用

不安や葛藤を心の中に保っておけない機制が優勢なパーソナルティ障害や、自閉スペクトラム症がセラピーの対象となっている。

フロイト・・・現実を否認する精神病(自己愛神経症)には転移が起こらないので精神病者への精神分析は出来ないとした。

ハリー・スタック・サリヴァン – Wikipedia・・・統合失調症者にみられる他者と関わる能力の重篤な障害(歪み)をとらえ、環境療法的なアプローチをおこなった。

フリーダ・フロム=ライヒマン – Wikipedia・・・自我境界の曖昧な患者への侵入的な解釈を控えて、安全性や信頼感を保証する治療関係の場を重視した

サールズ H.F.ハロルド・サールズ – Wikipedia・・・心的発達においてノンヒューマンなもの(風景、樹木、動物、機械など)の体験を重視した治療論へと展開した。

ハーバート・ロゼンフェルド – Wikipedia・・・精神病性転移を明らかにし、性愛的な対象関係と破壊的な対象関係の混同による困惑状態を叙述し、それが義望に対する防衛であることを指摘した。

ウィルフレッド・ビオン – Wikipedia・・・精神病的パーソナリティと非精神病的パーソナリティがあること

3.精神分析、精神分析的心理療法、短期力動療法

精神分析的心理療法が役立つ人

・「曖昧さへの耐性」クライアントが主導的に心理療法をおこなう前提

・「心について考える能力」自分の人生について仮説を立て、それを理解することに関心をもち、性急な解決を必要とせずにいられないこと。

・精神的な症状がないこと

・過去の関係性の中に少なくともひとりは肯定的で親密な思いやりのある愛着関係が含まれていること。

・衝動の表出を先延ばしできる能力をもっていること。

 

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