
メガファウナ
第四紀の大量絶滅
第四紀の大量絶滅 は、新生代第四紀に起こった古生物とくに大型の動物相「メガファウナ」の大量絶滅である
メガファウナ(体重44キログラム以上)の人為的な絶滅は合計178種またはそれ以上に渡るとされており、この数字には前後の時代の絶滅種やより小型の絶滅した生物相を含んでいない。地球上の陸棲メガファウナの80%以上(オーストラリア大陸では喪失率は88%に達した)が消え去ったとされており[12]、(大型の個体の事例ではなく)標準体重が1トンを超える種類はアフリカ大陸とユーラシア大陸の南部以外では全滅している。この大量絶滅で絶滅した生物相の内訳は、最低でも150属の哺乳類、2000種以上の鳥類、15属の大型のカメなどが含まれる。
メガファウナは、約7万年前から1万年前の間、地上を闊歩していたと考えられ、特にアメリカやオセアニアに生息していました。 体重が3トンに及ぶナマケモノ、小型自動車ほどの大きさがあるアルマジロに似た生き物、ゾウのような巨大動物など。 そんな巨大なメガファウナたちは、ある時期に大量に絶滅してしまいます。
メガファウナ(Megafauna)とは、ヒトに匹敵、もしくはそれ以上に大型の野生動物の総称である。
新生代以降の陸上大型脊椎動物(特に哺乳類)が有名でそのイメージが強いが、それ以外の動物でも前述した条件に満たせばメガファウナと言える。
新生代更新世までは各大陸や島々に沢山のメガファウナが存在したが、完新世(約1万年前以降)を迎える頃やそれ以降になるとアフリカや南アジア以外では大部分が絶滅してしまった。その絶滅には現生人類の狩猟や開発の影響も大きいとされる。
その理由として、それらの地域のメガファウナはアフリカから進出してきた現生人類と接触してから日が浅かったために、現生人類の狩猟や開発に上手く対処する術を身に付けていなかったこと、島などの狭い地域や寒冷気味な地域(植物の資源量が限られるため、当然、動物の個体数も制限がある)に棲んでいたため、個体数が元より少なめで絶滅しやすい状態だったことなどがあげられる。