なぜ人を殺してはいけないのか
相棒13 第16話 「鮎川教授最後の授業」
鮎川は突然、思ってもみなかった疑問を投げ掛けてくる。「なぜ人を殺してはいけないのだろうか?」
鮎川はなぜ教え子たちを監禁し、殺人の是非を問うのか。
捕らわれた右京たちは、この危機にどう対処するのか?
閉ざされた空間で、命を懸けた極限の頭脳戦が始まる!
誰も答えられない?「なぜ人を殺してはいけないのか」 その理由を弁護士7人に聞いてみました
「なぜ人を殺してはいけないのか」と聞かれたらなんと答えますか?
日本の法律には殺人罪があり、もちろん人を殺すと罰せられます。でも実は、殺人罪について規定した条文では「なぜ人を殺してはいけないのか」については明記されていません。
つまり、人を殺すと罰を受けますが、その罰の理由については書かれていないのです。
そうなると、「罰さえ甘受すれば人を殺すのは悪いことではない」などの考え方も出てきますが、やはり「人を殺してはいけない」という認識は多くの人が納得するところでしょう。
なぜ人を殺してはいけないのか?小学生も一発!で納得する理由の答え
人を殺してはいけない理由について、イギリスの哲学者が提案した斬新な論法をベースに、小学生の子供も一発で納得する理由の説明を紹介したい。
相棒 season13 第16話 「鮎川教授最後の授業・解決篇」
鮎川教授の問いかけ、「なぜ人を殺してはいけないのか?」についての
右京の解答は
「“なぜ人を殺してはいけないのか?”その問いに明確に答えることは不可能です。
しかし、“人を殺せば罰を受ける”…それは極めて明快なルールです。
人が人として生きるために定めた万人が等しく従うべきルールである」
えっ!、明確に答えるのは不可能!?刑事がそんな試合放棄的姿勢でいいの?
まあ、教授の評価によれば、
「“何故”という問いの意義、“殺してはいけない人とは何か?”“殺すとはどういうことか?”“いけないとはどういうことか?”、そして、法的正義と法的責任まで考察し、短時間でよくまとめあげた力作だと思う」
と言わしめるほど素晴らしい答案だったらしい。(社女史の答案も負けず劣らず素晴らしいものだったらしい)
で、結局、“法を遵守し、法を犯せば罰せられなければならない”というこれまでも論議を呼んだ右京の根本理念を押し出した。