第8回 オペラント条件づけ

第8回 オペラント条件づけ
(1)試行錯誤学習について理解する。
(2)オペラント条件づけの実験手続きについて理解する。
【キーワード】
ソーンダイク、試行錯誤学習、効果の法則、スキナー箱、自由オペラント、強化子(強化刺激)、弱化子(罰子)(罰刺激)、強化、弱化、シャトル箱、逃避、回避、提示型強化(正の強化)、除去型強化(負の強化)、提示型弱化(正の弱化)、除去型弱化(負の弱化)、反応形成、トークンエコノミー、行動経済学、経済心理学


随伴性という概念

連合と随伴性
●連 合 : 概念的定義として
●随伴性 : 操作的定義として

随伴性 contingency 「複数の事象間の関係」

随伴性の操作について
刺激:刺激の随伴性 → レスポンデント条件づけ

反応:刺激の随伴性 → オペランド条件づけ

刺激:反応:刺激の随伴性 → 弁別オペランド条件づけ

反応:反応の随伴性 → ある先行反応に別の後続反応が随伴する操作を行う

1.「ソーンダイクのネコ」の実験

エドワード・ソーンダイクによる効果の法則の原理とは

「特定の状況において満足をもたらす反応はその状況で再び起こりやすく、不快をもたらす反応はその状況で再び起こりにくい」(Gray, 2011, pp 108-109)

「効果の法則 law of effect」

闘争への衝動(the inpulse to struggle)

2.「スキナーのラット」の実験
バラス・スキナー Burrhus Frederic Skinner (1904-1990)
・心理学者
・徹底的行動主義 radical behaviorism
・行動分析 behavior analysis

「スキナーのラット」
・実験装置:スキナー箱 Skinner box Operant conditioning chamber
・被検体 ラット、ハト、霊長類
・累積記録 cumulative record

3.反応形成

反応の変動性

4.トークンエコノミー
token economy
・おやつやお金に変えることができるもの

行動経済学へ
人間の合理的な判断への疑問
「認知心理学」

『お金」、「言語」は興味深いものである。

 

反応形成(shaping) レバーを押す訓練をしておく必要がある。

漸次的接近 successive approximation

ラットは用心深い動物である。匂いを嗅いだり、周りを触ったりする。

レバーを押すと、餌が出ることを訓練しておく。

マガジン訓練 カチっと音がすると、餌が出て、ラットは餌を食べる。

科学であるというよりも、芸である。と本に書いてある。

ラットを調教しているのではないか

このような実験では、問題はないのではないでしようか

シングルケース

ラットの個体差 行動分析学(第5回) それぞれの個体のイベント(プライベートイベント)

遺伝的影響 行動遺伝学

三項随伴性 オペランド条件づけとは区別される

 


「ソーンダイクのネコ」実験および「スキナーのラット」実験について、問題点がないか検討してみよう。たとえば「ソーンダイクのネコ」実験について本文では「その実験自体の厳密さに欠けるところはある」と書いたが、どのような点であるか検討してみよう。「スキナーのラット」実験についても「実験自体の厳密さに欠けるところ」はないか?検討してみよう。

 

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