第08回 「想定外」を避けるためのハザードマップ

災害を事前に「想定」して備えるための基礎情報であるハザードマップの意義と活用方法について考える。最近では防災の呼びかけの際にハザードマップという言葉がよく使われる。どこで何が起きるかを事前に示した地図として重要であるが、万能ではない。一般的に受け容れられ防災政策の基本に据えられたのはごく最近のことである。急速な整備が進んだ背景に何があったかを確認しつつ、現状の課題を整理する。


1.ハザードマップ

2.ハザードマップの歴史的経緯

3.ハザードマップの整備が進んだ背景


1.ハザードマップ

ハザード
人的あるいは物的損失を引き起こす事故の潜在力
リスク
社会への「危険」ダメージポテンシャル、被害発生予告
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