休職

厚生労働省の働き方改革はやめてほしい

残業時間の規制だけで、業務量が増えるだけ、時間外手当が減り生活が苦しくなった上に、労働者は効率性を求められ心の余裕がなくなってきたため心療内科に通院する人が増加している。そこでの診断はうつ病と診断されることが多い。厚生労働省の働き方改革は、うつ病患者を増やしているだけである。ほんと何にも考えないで下手な政策ばかりつくって仕事をしている気になっている。

そんな厚生労働省の政策の犠牲者が私です。2021年にうつ病になってしまって休職してしまいました。

2014年 過労死防止法 成立
2018年 働き方改革関連法 成立
2019年 時間外労働の上限規制(大企業)
2020年 時間外労働の上限規制(中小企業)

月当たりの労働時間は6時間減少
精神障害が労災認定増加

胃が疲れていたら、胃に優しい食べ物を探して食べるんじゃなくて、また食欲がわくまで食事を抜いてみる。仕事に疲れていたら、転職先を探すよりも、しばらく仕事をしない生活をおくってみる。それで何を感じるのか、何をしたくなるのかを大事にする。それで良いと思いますよ

初めて休職される方へ。適応障害の治療の流れについて解説します(メール例文つき)【精神科医・益田裕介/早稲田メンタルクリニック】
190,779 回視聴 2020/10/20 00:00 今日のテーマ
00:41 適応障害とはどういうものか
03:33 治療について
09:19 休職中の流れ

件名:病気休暇のお願い

○○さま

いつもお世話になります。
10月10日に精神科診療所を受診し、その結果についてご報告させていただきます。

5月頃より、夜の寝つきが悪くなり、食欲もおちてくるようになりました。一過性のものだろうと思い、仕事を続けてきたのですが、症状は一進一退ありながらも全体としては悪化傾向にありました。家族の勧めもあって、10月10日に早稲田メンタルクリニックを受診しました。
主治医である益田医師からは「業務ストレス/業務過多/職場人間関係が原因で、抑うつ状態になったものと考えられる。診断は適応障害で、治療のために自宅療養が必要である」という指示を受け、Drストップとなる診断書を発行していただきました。

私も混乱しており、自分では判断がつかなかったため、この結果を家族にも伝えたところ「医師の指示に従って休んだ方が良いのではないか」とアドバイスをいただきました。

○○さまには大変申し訳ないのですが、医師の診断書に従い、10月11日より仕事をお休みさせてもらっても構いませんでしょうか。

仕事の引継ぎなどに関しては、1日に1度、メールもしくは30分以内の電話のやりとりで休職から1週間以内に済ませるように指示を受けています。もちろん、職場によって事情も異なるので、やりとりの頻度や期間は変わってくることも医師からはご理解を受けています。ただ、この原則をできるだけ守るように指示されました。

また医師からは
・有給はどれぐらい使い、病気休暇にうつるのか
・休職中の給料のかわりとなる、傷病手当金について確認する(申請日はいつからか?)
・産業医が職場に来ている日を確認し、症状回復したときに、産業医面談をいつから開始できるのか
・今ついている仕事から、職場の環境調整はできるのか
などを質問され、確認するように言われました。

私自身、初めての受診で医師からの説明に理解が追い付かず、メモを取るのに必死でした。

今後は1~2週間に1度の頻度で通院する予定です。
病状については都度メールで報告させていただこうと思います。

すぐにメールで返信できないこともあるかもしれませんが、ご理解よろしくお願いします。

最後に、診断書については郵送する形でもよろしいでしょうか。
その場合、あて名や送り先はどちらにおくるのがよいでしょうか。

ご検討のほど、よろしくお願いします。

○○会社○○部
○○ 拝

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今日は改めて適応障害とその治療、休職中のことなどについてまとめてお話しします。

「うつ状態」とは主に落ち込んでいる状態を言い、仕事など何らかのストレスがあってうつ状態になっていることを「適応障害」と言います。脳が原因でうつ状態になっていることを「うつ病」「躁うつ病」、甲状腺機能が低下してうつ状態になることを「甲状腺機能低下症」と言います。適応障害とうつ病の診断をはっきり分けることはできるのですかと聞かれますが、話していればなんとなくわかります。

治療については、仕事で参っているのが適応障害なので、まずは「仕事から離れる」というのが一番です。薬ではなくとにかく休む、寝る。休むと一度悪化するのですが(フルマラソンを走りきった時のようなガクッと落ちる状態)、それは治療法が間違っているのではなく皆さんそうです。そこから少しずつ良くなっていきます。

休職中には職場の環境調整をします。仕事内容、業務量、残業、人間関係、パワハラ、セクハラなど問題を調整していきます。薬は睡眠薬や抗うつ薬を軽く使ったりしますが、必須ではありません。休んでいる間に認知行動療法やリワークプログラムを受けることもあります。アルコールはうつを引き起こす作用があるので原則やめることになります。

適応障害の診断がついて休むことになったら、1ヶ月くらいはとにかく寝て休んでください。1ヶ月経ったら傷病手当金を申請してください。傷病手当が切れてから失業手当に切り替える場合はあらかじめハローワークに相談しましょう。合わせて2年〜2年半くらいは手当をもらえます。

<復職までの期間>
3ヶ月:30%
6ヶ月:30%
1年半:15%
退職:25%

上司にどのようなメールを送れば良いかという質問をよく受けるので、概要欄に見本を載せておきます。動画内では読み上げながら細かく説明をしています。

00:00 今日のテーマ
00:41 適応障害とはどういうものか
03:33 治療について
09:19 休職中の流れ


学生が人類学者のマーガレット・ミード

 に、ある文化における文明の最初の兆候は何だと思うか? と尋ねたことがあります。

その学生は、人類学者が釣り針や土器や研いだ石について話すと思ったのですが、違いました。

ミードは、古代文化における文明の最初の兆候は、大腿骨が折れて治った人の証拠にあると言ったのです。

ミードは、他の動物界では、足を折ったら死ぬのだと説明しました。危険から逃げることも、川で水を飲むことも、狩りで食料を調達することもできない。あなたは肉食獣の新鮮な肉になるのです。

足が骨折して、骨が治癒するまで生き残る動物はいません。

折れた大腿骨が治ったということは、誰かが時間をかけて倒れたものに寄り添い、怪我を治し、安全な場所まで連れて行き、回復するまで面倒を見たという証拠なのです。

「誰かの苦難を助けることは、文明の原点です」とミードは説明しています。文明とは共同体の助け合いなのです。

脚注

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