第15回 21世紀の感染症の課題 -国内と国際保健の課題-

第15回 21世紀の感染症の課題
-国内と国際保健の課題-
わが国の感染症対策は明治維新以降の国家体制の整備とともにはじまり、医学の進歩等により感染症は急速に制圧されていった。しかしまた、これまで知られていなかった新たな感染症も出現している。感染症対策には医療体制の整備など発生時の的確な対応のみならず、法制度等の整備による事前対応型対策の展開、国際協力などの政策が重要となる。感染症が社会生活に及ぼす影響、国内外の対策、課題、今後の方向性を理解する。さまざまな感染症の世界的規模での流行が危惧される今日、これらに起因する健康被害の発生予防、拡大防止、治療対策を迅速に講じ、初期段階で感染症を制圧することが極めて重要である。途上国の感染症の実態に触れ、わが国の国際協力の在り方について探る。
【キーワード】
感染症対策の三原則、抗生剤、予防接種、感染症法、薬事法、事前対応、国際協力


1.21世紀における感染症の課題

(1) 新興感性症

天然痘の予防接種(種痘)、ジェンナー(Edword Jenner)

エボラ出血熱

結核

イベルメクチン

日本脳炎

屠殺解体 屠殺(とさつ)または屠畜(とちく)(漢字制限され「と殺」や「と畜」とも)とは、家畜など動物を食肉皮革などにするため殺すこと。「屠」は「ほふる」意。口蹄疫など伝染病が感染した家畜を殺して埋めることを殺処分と表現する。同義語として〆る(しめる、一般にに対する表現)やおとす、または潰す(つぶす、一般に鶏やに対する表現)がある。

感染症サーベイランス  国立感染症研究所

(2) 再興感染症

麻疹

2.日本国内の課題

(1) 感染症法

(2) 学校保健安全法

(3) 新型インフルエンザ等対策特別措置法

3.国際保健における課題

(1)国際保健と健康の社会的決定要因(social determinants of health)

(2) 政府開発援助

(3) ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals:MDGs)と持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)

(4) 新興・再興感染症研究拠点形成プログラムと感染症研究国際展開戦略プログラム

 

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