第1回 人体の構造と機能を学ぶための基礎知識-1

人体の構造と機能(’22)-人体の構造と機能及び疾病A-

Structure and Function of the Human Body (’22)

主任講師名:坂井 建雄(順天堂大学特任教授)、岡田 隆夫(順天堂大学特任教授)

【講義概要】
私たちの健康は正常な構造が正常に機能して初めて可能となる。看護師などの医療職に就くためには私たちの身体の正常な構造を知り、それがどのように機能しているかを理解しておく必要がある。私たちの身体の中には胃や腸、心臓、筋肉等々さまざまな器官・組織があるが、これらは互いに独立して働いているわけではなく、筋運動をすると心拍が速くなることからもわかるように、相互に密接に関連しながら機能している。このような機能の調節をも含めて、トータルとしての人体の構造と機能を理解することを目標とする。

【授業の目標】
人体の構造をマクロ・ミクロの両面から系統的に学ぶ。
人体の各器官系の機能を調節系も含めて系統的に学ぶ。

【履修上の留意点】
限られた時間内で全てを講義することは不可能であり、教科書による自己学習が必須である。予習をしてあることを前提として授業を展開する。疑問の点、わからない点は積極的に質問するよう、心がけてほしい。
「動物の科学」「生命分子と細胞の科学」(いずれも学部開設科目)を学んでおくと理解しやすい。また、発展・応用科目としての「健康長寿のためのスポートロジー」の受講もお薦めする。
※この科目の通信指導問題の解答および提出はWebのみとなります。通信指導問題冊子は送付されませんのでご注意ください。

各回のテーマと授業内容
第1回 人体の構造と機能を学ぶための基礎知識-1

人体がどのように構成されているかをマクロ的・ミクロ的・機能的な視点から概観し、また人体を外界から守る皮膚について解説する。

【キーワード】
人体の部位、動物機能と植物機能、体壁と内臓、皮膚、器官系、組織

執筆担当講師名:坂井 建雄(順天堂大学特任教授)
放送担当講師名:坂井 建雄(順天堂大学特任教授)


1.人体の形状と部位

(1)体幹の骨格

脊柱の構成

(2)方向用語

(3)人体の部位

2.人体の構成

(1)体壁と内蔵

人体の器官系
[植物機能の器官系=内蔵]

消化器官   第3回 消化と吸収
呼吸器官   第5回 呼吸
循環器官   第4回 血液 第6回 心臓と血液の循環-1 第7回 心臓と血液の循環-2
泌尿器官   第8回 尿の生成と体液の調節
内分泌器官  第10回 内臓機能の調節-2
免疫系    第14回 生体の防御機構
生殖器官   第15回 生殖・発生と老化の仕組み

[動物機能の器官系=体壁]

骨格、筋    第11回 身体の支持と運動
神経系    第9回 内臓機能の調節-1 第12回 神経系-1 第13回 神経系-2
感覚器官   第12回 神経系-1
外皮系    第1回 人体の構造と機能を学ぶための基礎知識-1

第2回 人体の構造と機能を学ぶための基礎知識-2

(2)皮膚

3.頭頚部
(1)頭部
(2)頚部

4.胸腹部
(1)胸壁と腹壁
(2)腹腔の内蔵
(3)腹腔・骨盤腔の内蔵

5.上肢と下肢
(1)上肢
(2)下肢

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